便秘
読み方
べんぴ
症状の説明
女性に多い症状で、健康時に比べて排便が滞る状態。
妊娠中は黄体ホルモンの働きによって腸の活動が抑えられてしまうため、特に便秘になりやすい。
また、妊娠後期に至ると大きくなった子宮が腸を圧迫し、運動不足も重なって、妊婦のほとんどは便秘気味になる。
便秘の解消方法としては、繊維質の多い食べ物を摂る、水分を多めに摂る、適度な運動、規則正しい生活をするなど。
ただし排便の程度は個人差が大きいため、症状がひどくなければ便秘自体を不安に感じる必要はない。
症状がひどい場合は、下剤を使って使用する。
しかし、薬の種類によっては、子宮収縮が起きて切迫早産や流産につながるケースもあるので、妊娠中の薬は必ずかかりつけの産婦人科に処方してもらうこと。
なお、産後3日ほどは、便が出ないのがふつう。
(2009年10月から掲載)