産婦人科では何をするの?
問診や超音波検査、尿検査などで、妊娠しているかどうか、正常な妊娠かどうかを診断します。問診表や医師や看護師さんに聞かれたことには、正直に答えましょう。過去の妊娠や中絶経験、病歴などの情報を得ることで、妊娠・出産のリスクを把握してトラブルに備えることができるからです。
問診内容
- 初潮年齢
- 最終月経
- 月経周期や期間、状態
- 過去の妊娠・出産・中絶などの経緯
- 病歴
- 喫煙、飲酒の状況…など
検査内容
尿検査
尿を採って、尿中にhCG(ヒト絨毛(じゅうもう)性ゴナドトロピン)が検出されるか調べます。市販の妊娠検査薬の結果を伝えると省くところもあります。尿を検査センターに回し、hCGホルモンの数値まで詳しく調べることもあります。
内診
膣鏡(クスコ)を挿入して、膣内や子宮口の状態をチェック。指で触診して、子宮や卵巣の腫れや痛みがないか確認します。
超音波検査(エコー検査)
超音波検査では、経膣プローブと呼ばれるスティック状の器具を膣に挿入して、子宮や卵巣の様子を観察します。息をすーっと吐いてリラックスすると、ラクに診察を受けることができます。この検査で胎嚢(たいのう)が子宮内にあり、赤ちゃんの心拍(心臓の動き)が確認されると、正常な妊娠と診断されます。初診では、たいてい子宮頸(けい)がんの検査も行います。
身長、体重、血圧測定
妊娠中は体重管理がとても大切。身長・体重は、その後の体重増加の目安を知るためにも必要です。血圧も健康管理に欠かせないデータです。
他、妊娠週数によっては採血をする場合もあります。