妊婦健診を受ける
妊娠は病気ではありませんが、母体に大きな負担がかかるので注意が必要です。定期的におなかの赤ちゃんとママの健康状態を診ることで、トラブルを早期に発見したり、未然に防ぐことができます。
定期的な健診回数はだいたい決まっていますが、「おかしいな」と思ったら、いつでも受診してください。
妊婦健診の回数
妊娠確定~6ヵ月(妊娠23週)まで…4週に1回
妊娠7~9ヵ月(24~35週)…2週に1回
妊娠10ヵ月(36~39週)…1週に1回
予定日以降…4、5日に1回
妊婦健診の検査内容
体重
1週間に500g以上増えないように。トラブルを予防するために、体重はしっかり管理しましょう。
尿検査
尿糖や尿たんぱくが異常に出ていないかをチェックします。妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の予防や早期発見につながります。
血圧
高血圧になると、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の心配が出てきます。
浮腫(むくみ)
むこうずねを押して、むくんでいるか調べます。
子宮底長
恥骨から子宮底(子宮の上)までの長さが子宮底長。妊娠4ヵ月ごろから測定します。
腹囲
おなかの周りを測ります。
超音波検査
超音波によって、子宮の中の様子がわかります。赤ちゃんの心拍や身体の発達の様子、胎盤ができそうな位置などもわかります。
血液検査
血液型、貧血、血糖値のほか、梅毒や肝炎、HIV、トキソプラズマ、風疹など胎児に影響を与える感染症について調べます。
赤ちゃんの心音
おなかの赤ちゃんが元気かどうか、超音波ドップラーを用いて確認します。