便秘、貧血に注意する

妊娠すると便秘がちになります。原因の1つは妊娠によって増えた「黄体ホルモン(プロゲステロン)」のせい。黄体ホルモンには、筋肉の緊張をゆるめたり、腸のぜん動運動を鈍らせる働きがあるのです。

腸の動きが悪いのは、子宮が大きくなって腸を圧迫するせいもあります。妊娠によって運動量が減ったことも関係しているでしょう。

おなかが大きくなるとますます便秘がちになり、便秘は痔の原因にもなります。排便の習慣、リズムを今からきちんとつけておきましょう。

また、赤ちゃんはママの鉄分をもらって大きくなるため、ママの鉄分が不足しがちです。めまいや息切れ、動悸などの症状はありませんか? 毎日の食事や生活リズムに気をつけて、予防、解消していきましょう。

便秘予防&解消法

  • 朝、一杯の水を飲んで腸を刺激する
  • 朝食を食べて腸を刺激する
  • 決まった時間にトイレに行き、排便のリズムをつける
  • 便意を感じたら、我慢しないでトイレに行く
  • 野菜、海藻、こんにゃく、ヨーグルトなど食物繊維を含む食品を食べる

生活面に気をつけても解消されない場合、早めにかかりつけの産科に相談しましょう。妊娠中でも使える便秘薬を処方してもらえます。

貧血予防&解消法

鉄分を多く含む食材を食べる

レバー、イワシ、しじみ、牡蠣など動物性のものは、吸収率のいい「ヘム鉄」がいっぱい。ひじき、海藻、高野豆腐、青菜など植物性の「非ヘム鉄」は吸収率は悪いものの、ビタミンなどの栄養素がたっぷり含まれています。動物性と植物性、両方を摂るのが理想的。

鉄分はビタミンCと一緒に食べる

植物性の鉄分は、ビタミンCやクエン酸などを含む果物と一緒に食べると吸収率がアップ。お酢も同じ効果があるので、海藻類や青菜のおひたしなどは酢の物にして食べましょう。

貧血がひどいときは鉄剤を摂る

食事だけで摂れない、貧血が改善しないときは、医師から鉄剤を処方してもらって。鉄剤を飲むと便が黒くなりますが、余分な鉄が排泄されただけなので心配いりません。

鉄剤を飲んで胃がむかついたり、便秘になったときは、医師に相談して種類を替えてもらいましょう。鉄剤にもいろいろな種類があるので、自分に合うものが見つかるでしょう。

「妊娠5ヵ月(16週,17週,18週,19週)」の記事一覧

  1. 胎動を感じ始める
  2. 胎教を始める
  3. 戌の日に腹帯を巻く
  4. 便秘、貧血に注意する
  5. 体重管理をする

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