妊娠中のセックスは?
早産や流産などの危険があり医師からセックスを禁止されている人は、もちろんしてはいけませんが、妊娠中期に入り、流産の危険性は少なくなってきました。
妊娠中は、したくなくなるという人と、とてもしたくなる、という人がいます。セックスをする場合は、コンドームをつけ、激しい行為やおなかの圧迫を避けましょう。
途中でおなかが張ったら、すぐにやめて休みましょう。周期的におなかが張ったり、わずかでも出血したら病院へ。
コンドームをつける理由
妊娠中の膣はとてもデリケートで雑菌にも弱くなっています。
膣の中の細菌が暴れて、羊膜や絨毛(じゅうもう)膜に炎症を起こすと、早産になってしまうことがあります。また、クラミジアや淋病、梅毒、HIVをはじめとする性感染症も心配。
また、精子には「プロスタグランジン」という子宮を収縮させる物質も含まれています。
妊娠中にセックスする場合は、必ずコンドームをつけて赤ちゃんを守りましょう。
妊娠中のセックスの体位
○はOKの体位、×は避けたほうがいい体位です。
○前座位
夫が座った上に妻が座ります。ママが上になるのでおなかも圧迫せず、挿入の深さもコントロールできます。
○前側位
お互い向き合って横になります。おなかに重さがかからないのでOK。
○後側位
妻が横向きに寝た後ろから夫が挿入します。おなかが圧迫されずにラクな体位です。
○正常位
夫は妻に体重をかけないように注意しましょう。
×騎乗位
夫が上向きに寝て、妻が上から乗る姿勢は、挿入が深くなり過ぎるのでNG。
×後背位
妻が四つんばいになり、後ろから夫が挿入しますが、挿入が深くなり過ぎるので避けましょう。
×肘膝位
妻が下向きに寝て肘をつき、夫が膝をついて挿入する体位は、おなかを圧迫してしまいます。
×屈曲位
上向きに寝た妻の足を夫が持ち上げて挿入しますが、脚を上げるとおなかに負担がかかるので、やめましょう。