難産になったら?

胎児の心拍が落ちてきた、回旋異常でお産が進まない、陣痛促進剤を使っても陣痛が弱い、妊娠高血圧症候群などの合併症で症状が悪化してきた、というときなどに次の処置が行われます。

吸引・鉗子(かんし)分娩:赤ちゃんの頭に金属やシリコンなどでできた吸引カップを付けて引き出します。金属のへらのような鉗子を使って赤ちゃんの頭をはさんで出す鉗子分娩もあります。

緊急帝王切開になる場合

経膣(けいちつ)分娩のつもりでいたのに、母子に異常が起きて、途中から帝王切開に切り替わるのが緊急帝王切開。次のような場合に行われます。

胎児仮死

赤ちゃんの心拍が弱くなって、赤ちゃんの命が危ないとき。後遺症が出る恐れがあるとき。

常位胎盤早期剥離

赤ちゃんが出てくる前に胎盤がはがれてしまう症状。胎盤が剥がれると赤ちゃんへの酸素供給がストップして危険です。

軟産道強靭

子宮口が開かないので赤ちゃんが通れない。

回旋異常

赤ちゃんが上手に体の向きを変えて出てくることができない。

予定帝王切開になる場合

児頭骨盤不均衡

赤ちゃんの頭が大きくて骨盤を通り抜けることができない。

前置胎盤

胎盤が出口をふさいでいる。

逆子

胎児の状態によっては経膣分娩できることもあります。

その他

前回が帝王切開だった、大きな子宮筋腫があるというときに、すすめられることが多い。

「出産の兆しと流れ」の記事一覧

  1. 陣痛の兆しから入院へ
  2. お産のプロセス
  3. お産のときに行う処置
  4. 難産になったら?
  5. 予定日を過ぎたら?
  6. 入院中のスケジュール

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