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クリステレル胎児圧出法

読み方

くりすてれるたいじあっしゅつほう

意味

分娩時、医師や助産師が妊婦の腹部を圧迫して、急いで胎児を押し出す医療行為。胎児の頭が出そうな段階なのに、微弱陣痛や妊婦の疲弊などでいきめないときや、胎児機能不全(心拍の異常など)がみられるときに、吸引分娩や鉗子分娩の補助として行われる。

単独で行われる場合もある。
「子宮底圧迫法」ともいう。

約9割の施設が実施しているものの、有効性や危険性についてのデータは十分ではない。過度な圧迫によって、母体損傷や胎児の脳性麻痺につながる事故も、まれに報告される。

日本産科婦人科学会は2014年の『産婦人科診療ガイドライン』で、「子宮口が全開大のとき」「医療者は分娩台の傍らに立って実施する(分娩台には上がらない)」「実施回数は5回まで」などを留意点としてあげている。

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