こどもの救急

やけど

■チェック■
まずはしっかり冷やしましょう。
冷やすことのメリット
冷やすことで皮膚深部への熱の伝達を防ぎます。
冷やすと痛みも和らぎやすくなります。

冷やす方法
流水(水道水)や氷などを利用して冷やします。

市販されている冷えるシートは、熱傷の冷却用には使えませんので注意してください。

熱いお風呂に落ちたなど、服を着たままの熱傷の場合には、服の上から冷やします。最低20〜30分間以上、痛みが消失するのを目途に冷やしましょう。

熱傷の処置としてしない方がいいこと
民間療法(アロエをぬるなど)は極力しないようにしましょう。
熱傷部位にさわらないようにしましょう。

■チェック■
病院受診のめやす
診察時間まで様子をみてよい熱傷
次の場合は翌日の診療時間内の受診でかまわないでしょう。
・熱傷面積がお子さんの手のひらより狭い(指先など)とき。
・水ぶくれがないとき。
ただし、よく冷やしてあげることは忘れずに!

診療時間外でも病院へ行った方がよい熱傷
・広範囲の熱傷の場合には、熱傷の程度が軽くみえても受診をしましょう。
・熱傷部分が白、もしくは黒くなっている場合は範囲に関わらず必ず受診しましょう。
・関節部分や手のひらなどを熱傷した場合、皮膚の引きつれがおこり動かしにくくなる可能性がありますので、早めに受診しておきましょう。
・熱傷の重症度判断はきわめて難しいので、判断がつかない場合は病院を受診しましょう。

お医者さんに伝えましょう。
1.熱傷の原因はなんですか?

熱いお茶やカップラーメンなどをテーブルにおいているときにはお子さんから目を離さない、ポットやアイロンなどをお子さんの手の届くところに置かないなど、普段から注意してあげることが大切です。  それでも思わぬお子さんの行動により熱傷は起こりえます。もしそうなった場合でも、あわてずに以上のような対処をしましょう。


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