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2007年1月1日
歳神様から命をいただくお正月

明けましておめでとうございます。鏡餅に門松、お屠蘇におせち料理…お正月は1年で一番おごそかで晴れがましい季節ですね。

さて、何となく「おめでたい!」と私たちの心に根付いているお正月ですが、どうしてお祝いをするのでしょう?
実は、お正月は日本古来の神様、「歳神様(としがみさま)」をお迎えするためのお祝いなんです。

年末にすす払いをするのも、正月に門松や鏡餅を用意するのも、全て歳神様を家に招くためのもの。一家の守護神であり、ご先祖様でもあるこの神様は、元旦に私たちのもとにやってきて、その年の作物を豊かに実らせ、家族全員に幸せをもたらします。そして、私たちに新しい1年を生きるための命を分け与えてくれるんです。

昔は「数え年(かぞえどし)」といって、今みたいに誕生日に年をとるのではなく、元旦に年をとると考えられていました。それは、元旦に歳神様から命をいただくからだったんです。

今でも、七五三や古希、喜寿などの年祝いは、数え年の年齢でお祝いすることがありますね。

数え年では、生まれた時にすでに1歳、最初のお正月を迎えた時点で2歳になり、そのあとは毎年お正月に年をとります。つまり、12月31日に生まれた子の場合、31日は1歳ですが、翌日1月1日にはもう2歳になります。

元旦から誕生日の前日までは<数え年=満年齢+2才>、誕生日当日から12月31日までは<数え年=満年齢+1歳>と考えれば簡単ですね。

さぁ、今年も素晴らしい1年になりますように!歳神様に感謝!!

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