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2007年12月31日
おせち料理で来年もハッピー!

今年も残すところわずか――大晦日はゆったりした気持ちで一年を振り返りたいけれど、大掃除やおせち料理の準備に追われてる!という人もいるかもしれませんね。

おせちは、私たちに新しい一年を授けてくれる歳神様(ご先祖様)へのお供えものです。かまぼこに、昆布巻き、エビ、お煮しめ……彩り豊かなお祝い料理がつめられた重箱は、まるでお正月の宝箱!

一つ一つの料理には、まるでダジャレみたいな、でもとても真剣に一家の幸せを願う気持ちが込められています。諸説ありますがここでは代表的な意味・由来をご紹介!

【口取り・祝い肴】
■紅白かまぼこ…紅は幸せや喜び、白は神聖や穢れ(けがれ)なさを象徴
■伊達巻…巻物(書物)は文化を象徴することから、文化発展を願う
■栗きんとん…「金団」と書くので、財産がたまる
■黒まめ…“まめ(健康)”に暮らせるように
■ごまめ(田作り)…片口イワシの稚魚。田んぼの肥料であり、「五万米」と書くので、豊作祈願
■昆布巻き…よろ“こぶ”

【酢の物・焼き物】
■数の子…卵がたくさんあることから、子孫繁栄
■紅白なます…お祝いの水引をイメージ
■エビの酒塩焼き…ヒゲが長く腰が曲がっていることから、長寿を願う
■タイの塩焼き…めで“たい”
■ブリの照り焼き…ブリは成長にしたがって「ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ」と名前が変わる出世魚。立身出世を願う

【お煮しめ】
■れんこん…穴がたくさんあいているので、見通しがきく
■ゆり根…何枚も重なっていることから、子孫繁栄
■くわい…芽が出ているから、めでたい
■里芋…子芋がたくさんできるので、子宝にめぐまれる
■ごぼう…細く長く根をはって、長生き
■八つ頭…人の上に立つ

最近はデパートなどで既製品を買う家庭も多いけれど、おせち料理に込められた精神は、子どもたちにもぜひ伝えていきたいもの。

さてさて、おせち料理にはもう一つ意味が……毎日がんばっているママたちに、「正月三が日ぐらいは料理をお休みして、おせちを食べてゆっくりしてね」のメッセージ。

来年も素晴らしい一年となりますように!

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