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2009年11月30日
おすすめ絵本「めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス」
街のあちこちに、クリスマスツリーやキラキラのイルミネーションが続々登場!今回、紹介する絵本はこんな季節にぴったり!!クリスマス気分を存分に盛り上げてくれる1冊です。
登場するのはクリスマスが大好きなめがねをかけたウサギの“うさこ”。もみの木に飾りつけをし、おいしいごちそうをたくさん作り、あとはサンタさんが来るのを待つだけ・・・。
ところがサンタさんは最初に行ったクマのおうちで、“グーグージュース”を飲んでしまいます。冬眠する子グマをぐっすり眠らせるという魔法のジュース。これをサンタさんが間違って飲んでしまったからさあ大変!みんなのプレゼントはどうなってしまうの!?
この絵本の登場人物は、みんなユーモラスでどこかちょっぴりマヌケ。サンタさんは大事な夜に寝込んでしまうし、主人公のうさこは大事なメガネをしょっちゅう失くして大慌て。
クリスマスのお話なのになぜか登場する“白い小さなおばけ”は、森でお昼寝していたところ、もみの木にくっついたままうさこの家に連れて来られちゃった!
意外な展開がいっぱいで、きっと子どもは声を立ててゲラゲラ笑っちゃうはず。
絵本を選ぶとき、親は子どもに「こんなことを感じてほしい」「こんなメッセージを伝えたい」ということを望みがち。でも、ただ純粋におもしろくて何度読んでも笑っちゃう、こんな脱力系の1冊もまた魅力的。
ところどころにある♪クリスマスったらクリスマス。なんといってもクリスマス♪という軽快なフレーズは、楽しくて思わず節をつけて歌いたくなるほど!
読んだ後もきっと頭の中に残って、ツリーを飾ったりクリスマスの準備をしながら、思わず口ずさみたくなりますよ。
■「めがねうさぎのクリスマスったらクリスマス」せなけいこ作・絵/ポプラ社
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