体をボロボロにする白砂糖の恐怖

【第1回】白砂糖は子どもの成長や精神状態をボロボロにするってホント!?

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病気やケガが多く体が弱い、集中力がなく飽きっぽい、イライラしがちでキレやすい……など子どもの悩みはつきないものです。でもその悩み、案外簡単に解決できるかもしれません。方法はずばり【脱・白砂糖】!

甘いものでリラックス〜♪は錯覚?

砂糖の摂り過ぎは子どもだけでなく、私たち大人にもさまざまな悪影響を及ぼします。
白砂糖の影響について全8回にわたりお話しします。

ちょっと疲れたときに、チョコレートや飴を口にしたり、コーヒーの砂糖をいつもより多めすると元気が出ますよね。でもそれ、実は錯覚なんだそう。
体の疲れも気分の落ち込みも脳が支配しているわけですが、脳のエネルギー源は“糖”なので、糖質を摂れば当然、脳も元気になります。

さて、糖質とはいったい何でしょう? 簡単に言えば、炭水化物から食物繊維を抜いたエネルギー成分のことです。

果物に含まれる果糖や牛乳に含まれる乳糖といった“糖類”や、穀物や根菜に含まれる“でんぷん”などが糖質と呼ばれるものです。もちろん、糖類に分類される砂糖(白砂糖)も糖質。

白砂糖はほかの糖質に比べて消化吸収が早いのが特徴。本来、ゆっくりと送り込まれるはずの栄養が急激に入ってくるので、脳はその多量の糖に驚きます。これで、「リラックスできた」「元気になった」と勘違いしているわけです。

白砂糖の摂り過ぎでカルシウム欠乏症に!

消化吸収が早いということは、血糖値も急激に上がるということ。血液中の高い糖分は酸性なので、体は、アルカリ性のカルシウムを使って中和しようとします。
つまり、白砂糖を摂れば摂るほど、カルシウムが失われていくということです。カルシウムを蓄えている骨や歯がもろくなるのも当然というわけ。

それだけでなく、カルシウムは血清たんぱくと結合することで、ホルモンやビタミンと協力しながら細胞を守るという、重要な働きもしているのです!
【参考書籍】
・白砂糖は魔薬!? (カン・ジン・カナメの健康教室④)
・白い悪魔 白砂糖はも〜いらない!! (現代日本食事情)

公開日:2015/01/01