子育てコーチング

”怒らないママ”になるための子育てコーチングとは!?

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子どものダダこねに効果てきめん!?以前、あきこさんの日記で紹介されて大反響だった「子育てコーチング」。コーチングって何?どうやるの?『今日から怒らないママになれる本!』の著者がレクチャー!!

コーチングで子育てが変わる!

赤ちゃんが生まれる前に思い描いていた親子関係。それはやさしく微笑むママ。素直で愛らしいわが子。もちろんちょっとしたワガママやイタズラはあるだろうけど、やさしく言って聞かせれば「はい」と聞きわけてくれるような。でも現実は…。

言い聞かせようとしても聞く耳を持ってくれない。何をしたいのか、どうしてほしいのか、ワケも分からず泣き叫ぶ。そんなわが子にママもイライラしてついつい怒鳴ったり、思わず手が出たりしてあとで落ち込む…。

かつては私もそんなママの一人でした。3人の子どもと仕事を抱え、特に真ん中の4歳になる長女の猛烈なダダに毎日のように振り回されて、精神的にも肉体的にも追い詰められたような日々。いろんな育児書を読みあさってみてもうまくいかない。

そんな時に出会ったのが「子育てコーチング」。半信半疑で始めてみたものの効果てきめん!長女のダダはうそのように消え、ちょっとずつ子育てが変わり、子どもも変わり、自分の人生までが変わり・・・。

その魅力にすっかりハマった私は、コーチングの勉強を始め、悩めるお母さんたちに広めて子育てのサポートをしたいと思うようになりました。

もちろん今でもわが子にガミガミ言うことはあるけれど、かわいいときも憎たらしいときもどっちもわが子、やさしいママもガミガミ言うママもどっちも自分。自分も子どもも全部好き。そんな風に全てを受け入れられるようになりました。今は心から「やっぱり子育てって楽しい!」と思えます。

子育てに悩み、苦しみ、疲れているママこそ同志。全てのママが少しでも育児を楽しめるように、ママニティ読者の皆さんに私が体験した「子育てコーチング」について、詳しくご紹介していきましょう。

ビジネスの手法が子育てに効く!?

「コーチング」というのは、1980年代ごろにアメリカのビジネス界で広まった、社員を育成するための手法。仕事の目標を達成するためにはどうしたらいいか?を、社員が自分で考えて自分で解決できるよう、上手に導いていく方法です。

難しそうなビジネスの手法が、どうして子育てと関係あるの!?と思うでしょう。でもコーチングの目指すところは、「それぞれの人が、それぞれのやり方で問題を解決して目標を達成する」という、とてもシンプルなもの。

誰でも、なんにでも応用できるので、今やビジネスだけでなく、教育や福祉、医療など様々な分野で取り入れられています。中には、「自分の天職を見つけるために」とか「結婚するために」とか、とてもパーソナルな目標を達成するために、コーチングを活用している人もいるくらい。

「子育てコーチング」は、たくさんあるコーチングの手法の中から、特に子育てで役立つものをピックアップしてまとめたもの。

子どもがダダをこねて困る、きょうだいでケンカばかりしてうんざり・・・という、日々巻き起こる悩みを解決するのはもちろん、「こんなママになりたい!」「こんな子どもに育ってほしい!」という、子育ての大きな目標を達成するのにも、コーチングの手法を役立てることができるのです。

答えを見つけるのは自分

基本的なコーチングは、専門的な知識やスキルを持った“コーチ"と呼ばれる人と二人三脚で進められます。私もまずはコーチに電話で相談する、という形で始めました。

コーチというと何かを教えてくれたり、指示を与えてくれる、というイメージがありますが、コーチングではあくまでサポーター的な存在。解決方法をズバリ教えてくれる訳ではないのです。

例えば、「子どものダダをなんとかしたい」という悩みを相談するとします。コーチは、「子どもがダダをこねるのはどんな時?」「どうしてダダをこねるんだと思う?」というように、相談者に問いかけていきます。

「そう言えば、自分が忙しい時によくダダをこねてるな〜」「もしかすると自分のイライラが子どもに伝わって不安にさせてる?」「じゃあ出来るだけイライラしないよう、時間に余裕を持つようにしてみようかな・・・」という具合に、相談者は問いかけに導かれながら、自分を客観的に振り返り、問題点を見つけ、自ら解決方法を見つけていくのです。

コーチの問いかけ方、質問の仕方などのスキルは100以上もあるとか。

もちろん、「こんな情報もあるよ、こうゆう方法もあるよ」と提案してくれることもありますが、あくまで選ぶのは本人です。

やってみよう!セルフコーチング

専門のコーチがいなくても、ちょっとしたコツさえつかめば、自分で自分をコーチングしたり、ママが子どものコーチになることもできます。

そんな簡単にできるの!?と思うかもしれませんが、いつもは無意識のうちにしている子どもとのコミュケーションを、ちょっと意識すれば、誰でもできることばかり。

コーチングの基本的な進め方と、私の体験から「これは効果あり!!」というものをまとめた、7つの決めワザを紹介していきます。

公開日:2015/01/15