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Q 生後2カ月で体全体に蒙古斑が…!もしかして妊娠中の生活と関係あるの?

生後2ヵ月です。生まれた時から蒙古斑が体全体にあるのですが、大丈夫でしょうか? 蒙古斑は妊娠中に気をつけたほうがいいことがあるのでしょうか?
蒙古斑は日本人のほとんどの赤ちゃんに見られる青アザで、その範囲や濃さ、場所などについては個人差がかなりあるようです。色の薄いものならば3〜4歳で自然に消えてしまうことが多く、濃いものでも6〜7歳くらいには消えると言われていて、とくに治療はしないで経過を見るのが普通です。

お尻の周辺だけでなく、手足や顔、体などに蒙古斑が見られる場合もあるようですよ。通常見られる場所と違うところにあるという意味で「異所性蒙古斑」と呼ばれていますが、決して悪性のものということではないので安心してください。ほとんどの異所性蒙古斑も自然に消えていきますが、なかには色が濃く、成長しても完全には消えない場合もあると聞きます。

2ヵ月の赤ちゃんなら、まだまだ気にする必要はないと思いますよ。これからだんだん色が薄くなってくると思いますので、成長とともに様子を見てあげてください。

もしも小学校に入る頃になっても消えないときは、一度専門医に診てもらってもいいかも知れませんね。まれに蒙古斑だと思っていた青いアザのなかに、ほかのアザが混ざっている可能性もあるようです。

そもそも蒙古斑は、胎児のときにメラニンを作り出す細胞が皮膚の深部に残ってしまうためにできると言われています。ただ他のアザ同様、どうしてそうなるのかの原因はよく分かっていないそうです。妊娠中の何が悪かったのだろう?と、ママは考えてしまいがちですが、あまり気にしなくてもいいと思います。(2011/1/4)

公開日:2015/10/08