Q 2歳の息子がヘルペス性歯肉口内炎に！その原因と症状とは…

ヘルペス性歯肉口内炎は、「単純ヘルペスウイルス」に感染して起こります。このウィルスを保有していた母親や父親など、身近な大人から接触感染することが多いと言われています。ヘルペスって特別な病気ではなくて、大人の7割がもっているとも言われているんですよ。

1〜3歳のときにこのウイルスに初感染すると、ヘルペス性口内炎を起こすそうです。症状が軽く気がつかないケースもあるようですが、まず、39℃近い高熱や歯肉が赤く腫れる、元気がなく不機嫌になるなどの症状があらわれ、3日程度して熱が下がると、舌やほっぺの内側、唇などに小さな水泡などが出てきます。

口の中が痛く、食欲も落ちるので、ゼリーや豆腐など食べやすいものを用意してあげましょう。よだれからうつることがあるため、口内炎が完全に治るまで、約1週間、保育所や幼稚園はお休みになるようです。

一度ヘルペスに感染すると、症状が治ってもウィルスは生涯、体の中に潜んでいて、ストレスや体調不良、日焼けなどをきっかけに繰り返し再発し、唇などに潰瘍ができるんです。ちょっと痛む程度で、初感染のときほど症状は重くないことがほとんど。再発している間は、接触感染によって周囲にうつしてしまうことがあるので、気をつけてあげましょう。

再発時に病院を受診すれば抗ヘルペスウイルス薬などが処方されます。この薬のお陰で、最近は短期間で治るようになってきているそうですよ。(2011/1/16)