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Q 大泉門(だいせんもん)の開きが大きいと言われました…

7ヵ月の女の子のママです。今日、検診で、「だいせんもんの開きがまだ大きいから、気を付けてね」と言われました。頭をぶつけないようにと言われましたが、他に注意することはありますか?それと、開きが大きいと何か発達や病気の心配があるのでしょうか?
大泉門(だいせんもん)は、頭のてっぺんより、少し前くらいの場所にあります。その部分はまだ頭蓋骨がないので、触るとちょっと軟らかく感じる場所です。

頭蓋骨というのは、前後左右いくつものパーツに分かれた骨が球形に集まってできているんです。赤ちゃんはその継ぎ目がまだ離れているんです。

赤ちゃんが産道を通るときに身体の中で一番大きな頭がスムーズに出られるように、頭蓋骨が重なり合って出てくるんです。大泉門はその継ぎ目の中でも、4つの骨の継ぎ目部分なので隙間が大きいというわけです。

生まれたばかりの赤ちゃんはみんな開いていて、1歳半から2歳過ぎまでかけてゆっくり閉じていくのだそうです。ですから、7ヵ月でまだ閉じていないのは何の問題もないと思いますし、「気を付けて」「頭をぶつけないように」というのは、ごく一般的な、念のための注意だと思います。

心配せず、また1歳児健診で見てもらって、心配なことがあったら相談しましょう。(2011/1/30)

公開日:2015/10/20