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Q 「うつぶせ寝」と乳幼児の突然死の関係は…?

8ヵ月の長男の事で相談です。昼寝の時も夜寝ている時も気がつくとうつぶせになっています。突然死の原因にうつぶせ寝があると聞いたんですが…。心配な半面、夜泣きと2人の育児に疲れ夜中にわざわざ直す気力がありません。どうしたらいいのでしょうか?
うつぶせ寝と乳幼児突然死症候群の関係はよく耳にしますよね。ただ、うつぶせ寝が突然死の直接の原因となるわけではなく、リスクが少しあがるという統計が出ているということです。

また乳幼児突然死症候群はそのほとんどが生後6ヵ月未満、とくにまだ寝返りのできない月齢で多く発症しているそうです。

8ヵ月だったら、もう寝返りもできますよね。寝返りができるようになると、自分から好んでうつぶせ寝をする赤ちゃんも多いようです。人間をはじめすべての動物は、おなかを下にして寝るのが自然な行動だという説もありますし、うつぶせのほうがよく眠れるという説もあるのだとか。未熟児や咳の出やすい子は、うつぶせ寝のほうが落ち着くそうです。

赤ちゃんが自分で寝返りをうってうつぶせになるのは、止めようがありませんよね。人は夜寝ている間に何度も寝返りをうっているそうです。それをいちいち夜中に起きて、うつぶせのたびに仰向けに直す必要は、もうないのではないでしょうか。

窒息予防のために、敷き布団や枕は柔らかすぎないものを選んで、しわのよりやすいシーツや柔らかいぬいぐるみをそばに置かないように注意して。あとは子どもの寝たい姿勢で寝かせてみてはどうでしょうか。(2011/3/14)

公開日:2015/11/20