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Q 母乳が少しでも残ったまま断乳すると乳ガンになりやすい?

1才9カ月の男の子の卒乳のことです。徐々に授乳の回数を減らし、おっぱいの張りも今はほとんどなく、あとは夜泣き時の授乳だけなんですが、最近はそれもほとんどなくなってきて、ついに卒乳できそうなんです。そこで、母乳が少しでも残ったまま断乳すると乳ガンになりやすいと人から聞いたのですが、きちんと助産師さんのところとかで最後は搾ってもらったほうがいいのでしょうか? どうか教えてください。
スムーズに卒乳できそうでよかったですね!

まだ母乳分泌が盛んな頃だと、おっぱいが張って辛くなるたびに軽く搾るなどの細かなケアが必要となってきますが、2〜3歳頃になってからの場合は、それほどおっぱいが張ったり痛んだりしないのでケアも難しくないことが多いんですよね。まずは止めてから1週間後、それから1カ月後に、お風呂などで搾れるだけしっかり搾りきってしまいましょう。

ほとんどの場合はこの処置だけでスムーズに止められますが、もしその過程でトラブルが起きたり、自分でするケアに自信がないときは、母乳外来のある産婦人科、助産院や助産師さんに相談してみてくださいね。次回の授乳時にスムーズに乳管が開くようにしておくためにも、きちんと残乳ケアをしておっぱいを終えたいですね。

もうおっぱいは張らないし…と卒乳後に放置しておくと、古いおっぱいが乳腺内に残って石灰化し、しこりになってしまうこともあるそうです。でも、前に取材した助産師さんによると、このしこりがガンになることはないそうです。

ただ、母乳を止めた後にしこりを感じる場合、それが本当に卒乳のためにできたしこりなのかどうか、きちんと調べたほうがいいそうです。そういったことからも授乳を終えた3ヵ月後を目安に、一度乳がん健診を勧める医師もいます。(2011/4/24)

公開日:2015/12/21