Q ミルクに硬水って使えるの？

ミネラルウォーターの商品ラベルを見ると「原材料名：水(鉱水)」と、確かに書かれていますね。この鉱水とは鉱物成分、つまりミネラル分(カルシウムとマグネシウム)が溶け込んでいる水のことを言い、流通しているほとんどの水がこの「鉱水＝ミネラルウォーター」です。

さらに鉱水は、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量によって「硬水」と「軟水」に分けられます。

「硬水」はミネラル分を多く含む水のこと。外国産のものに多く、飲んだ時に口の中が苦い感じがします。いっぽう「軟水」はミネラル分が少ないもので、まろやかで飲みやすく、国内産のものはほとんどがこちらです。ラベルの成分表に「硬水」「軟水」と記載があると思いますので、チェックしてみてください。

日本の粉ミルクは、国内の水道水(軟水)を使うことを前提に、あらかじめ必要なミネラル分を加えています。それなのにミネラルの多い硬水でミルクを作ると、赤ちゃんの体に負担をかけてしまうこともあるようです。ですから、もし売っているお水を使う場合は、鉱水の中でもミネラル分が少ない「軟水」を選ぶのが正解。煮沸して70℃以上に冷まして調乳に利用しましょう。(2011/4/26)