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Q マグロの水銀が妊娠初期には悪影響を及ぼすってホント?

今週、妊娠がわかりました。先週、大盛りの鉄火丼を食べてしまい、マグロの水銀が妊娠初期には悪影響を及ぼすと言われ、とても怖いです。どれほどの危険があるのでしょうか? また、今からはどうすればよいでしょうか?
「水銀」は地球上にもともと存在するものなのですが、食物連鎖に従って魚の体内に蓄積されてゆくため、大型魚類はその濃度が高くなっているようです。

大人や子どもがこれらの魚を食べても体外に排出できるので問題はないのですが、胎児には排出機能がないため妊婦には適量の目安があるんですね。

厚生労働省の見解によると、キンメダイやメカジキ、クロマグロなら1週間当たり80グラムまで(お刺身1人前、魚の切り身1切れ程度)、ミナミマグロやマカジキなら1週間当たり160グラムまでです。毎週毎週これらを大量に食べていたら、心配してもいいと思いますが、1度くらい多めに食べてしまっても、どうにかなるものでもないと思います。水銀は尿や便から排出されて次第に体内から減ってゆきますし、これから続けて食べ過ぎないように気をつければいいと思いますよ。

お魚は日本人がずっと食べ続けてきたもの。魚介類を敬遠しすぎる必要はないと言われていますよ。バランスのよい食生活のためにも、小魚を中心に適量を食べていきましょう。(2011/4/27)

公開日:2015/12/24