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Q おっぱいが痛くて痛くてたまらない!乳腺炎の症状は?

乳腺炎とはどういう症状ですか?
乳房の中には十数本の乳腺が通っているのですが、この腺が詰まって、生産された母乳が排出されずにどんどん溜まって、痛みを伴う症状を乳腺炎といいます。

症状はさまざまですが、おっぱいがチクチクしたり、じんじんしたり、もっとひどくなると、触ってもいないのに痛くて痛くて仕方ない状態になります。また、パンパンに張る、赤く腫れる、急にしこりができる、乳頭に白斑ができる、高熱が出る、倦怠感などの症状が出ることもあります。

原因は、赤ちゃんの母乳を飲む量が少なくて、需要と供給のバランスが崩れて起きることが多いそうです。でも、生クリームやお餅など高カロリーのものを食べたときや、ストレスや疲れが溜まっていても、乳腺炎になるケースもあると聞きます。

軽い乳腺炎なら、赤ちゃんに頻繁に飲んでもらうことで自然に治るのですが、症状がひどくなると外科的な処置が必要になることも。

私は息子が1歳のときにイチゴのショートケーキを食べて、数時間後にはおっぱいがカチンカチンになった経験があります。自分ではどうすることもできず、そのとき初めて母乳マッサージを受けて乳房切開は免れました。それからは定期的にマッサージを受けて無事に卒乳を迎えることができました。

母乳トラブルに備えて、助産院や母乳マッサージ専門のクリニックとのつながりをもっておくと安心ですよ。妊娠中や妊娠をしていないときでも乳腺炎になることはあるようなので、胸にしこりがあったり、痛みがある場合は産婦人科や乳腺外来などを受診してくださいね。(2011/6/6)

公開日:2016/01/24