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Q 新生児の吐き戻しが心配です

生後1ヵ月半の子供が2週間前くらいから、授乳後に滝のように吐き戻すことがあります。 産まれた時からゲップは上手く出せませんでしたが、吐き戻すことは無かったです。何かの病気でしょうか?
赤ちゃんの胃は大人に比べると縦に長い形をしているそうです。また、食道と胃の間の筋肉も未熟なため、お乳を飲んだ後のちょっとした刺激で胃の中のお乳が簡単に食道に逆流し、口からダラダラと出したりすることが多いものです。これを溢乳(いつにゅう)と言うのですが、吐いた後も赤ちゃんが元気で機嫌もよければ、不安に思わなくても大丈夫だと言われています。

吐き戻しの量も多いみたいですが、赤ちゃんの体重は順調に増えていますか? 体重が少しずつ減っている、激しく泣いて吐く、吐く回数がどんどん増える、ピューッと噴水状に吐くなどの症状がある場合は、まれに先天的な病気が隠れていることも。もしも心当たりがあるようでしたら、次の健診を待たずに小児科を受診してくださいね。

ちなみに私の子もお乳をよく吐く赤ちゃんでしたよ。体重は増えていたのですが生後1ヵ月くらいから授乳のたびに吐き、その量もかなり多かったので受診した結果「お乳をいっぱい飲みすぎるぶん、吐いて量を調整しているんだよ」と先生に言われました。そしてこの効率の悪い飲み方は、なんと二人目も同じだったのです。よく飲み、よく吐くタイプの赤ちゃんもいるってことですね…。

ゲップについても出やすい、出にくいの個人差があると聞きます。飲ませた後にしばらくトントンしても出なければ、そのまま寝かせてあげてかまいませんが、吐き戻したお乳が気管に入ってしまわないよう気をつけましょう。横向きにして背中をタオルで支え、しばらくは仰向けにならないようにするといいと思います。

たいていの場合は成長とともに吐く回数、量ともに減ってくるものですので、心配しすぎずに様子を見てあげてくださいね。(2011/11/28)

公開日:2016/06/07