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Q 2歳娘の陰唇部分がくっついている…

2歳半になる娘の事です。娘の性器の会陰部分がくっついているのが気になります。皮膚科の先生は発達段階なので何とも言えませんがもう少し様子見て、奇形なら手術したりする場合もありますが..片側の発育がちょっと遅いかもですねと言われました。待っていれば「びらん」の部分はちゃんと成長するのでしょうか?携帯で色々調べた時に薬を塗ってはがす?みたいな事が書いてあったものもあって..娘は筋がついてるから外側に何らかの原因でくっついてしまっていて実際ははがれるタイプなんじゃないのか?とも思ってモヤモヤしています。他にも症状次第では手術が必要になるものがあり、妊娠中の娘の身体が作られる時の私の生活が悪かったのかと娘に申し訳なくて..奇形の場合、やはり手術しかないのでしょうか?様子見と言っても何歳ぐらいまで様子見ればいいのでしょうか?心配でなりません よろしくお願いします
心配事を解決するために、ぜひ小児外科を受診してみてください。陰唇が閉じている場合の治療は、小児外科で行われることが多いようです。

女児の小陰唇(われめ)は、新生児期から開いているんです。生後、なんらかの原因でここの組織がくっついて開かなくなった状態は「陰唇癒着(いんしんゆちゃく)」とか「陰唇癒合(いんしんゆごう)」と呼ばれています。

陰部の洗い方が不十分だったり、おむつのムレによって炎症を起こして、組織がくっついてしまうケースが多いと聞きます。また、出生前後に外陰部付近に炎症や外傷が起きたことが原因のこともあるようです。

そうではなくて、先天的な奇形で陰部が閉じている場合は、陰唇癒着とはまったく別の疾患で、かなりまれなケースと聞きます。どちらなのかわからなくて不安なら、小児外科を受診して相談してみてはどうでしょう。

後天的なもので、癒着の程度がひどくない場合は、医師がピンセットを使って丁寧にはがすこともあるそうです。また、切開ではなく、エストロゲン軟膏をしばらく塗って癒着部を開く治療を行っている病院も。切開手術が必要な場合もありますが、外来で比較的に簡単に行うことができると聞いています。

また、癒着の程度によっては、自然にはがれて治る場合もあるので、経過を見守ることもあるそうですよ。「具体的にいつまで様子をみるのか?」というのは、症状をみていただいた先生に聞いてみてくださいね。(2011/12/8)

公開日:2016/06/14