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Q 水ぼうそうやおたふくは予防接種より感染した方がいい?

水痘やおたふく風邪の予防接種について教えて下さい。どちらも成人してからかかるとヒドく、不妊等にも関わると耳にします。だとしたら、予防接種せずに小さいうちにうつってしまってたほうが良いのではないんでしょうか?
確かに、水痘(水ぼうそう)は子どもの頃にかかると多くの場合は無事に回復しますが、それでも、ごくまれに肺炎や肝炎、髄膜炎などを合併して重症化することがあるそうです。予防接種を受けたあとに感染した場合は、症状が軽く済み、水疱のあとも残りにくくなるそうです。

おたふく風邪は、子どもでも無菌性髄膜炎を発症したり、難聴の後遺症を残すことが知られています。予防接種後にかかった場合は、こうしたリスクが低くなるそうです。

また、「まわりの人にうつさないために」という社会的な意味もあります。家族や友達に感染する心配もありますし、特に、まだ予防接種をしていない赤ちゃんや、重症化しやすい妊婦さん、体力の低下している高齢者の方を感染症から守ることにもつながります。

今まで水痘とおたふくのワクチンは1回接種でしたが、小児科学会は2回接種を推奨しています。2回接種すると強い抗体が持続するそうですよ。(2012/9/11)

公開日:2016/11/03