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Q 妊娠初期の検査でGBS陽性に…注意点は?

GBSについて教えてください。現在妊娠16週です。妊娠初期の検査で、GBS陽性とわかりました。4年前に一人目を出産しましたが、そのときは妊娠中を通じて陰性でした。先生は、妊娠期間中3回検査をして1回でも陽性が出た場合にはお産のときに抗生物質を点滴すること、妊娠中は治療はしないこと、特に心配はないことをお話してくださいましたが、GBSが陽性だと早産になる可能性があるという情報もあり、まだ先の長い妊娠期間、菌を抱えたままで大丈夫なのかと心配になりました。今のところ、その他の経過につきましては順調です。上の子の抱っこやお風呂、セックスなど、GBS故に日常生活で何か注意すべき点はありますか?
陽性と聞いてビックリだったかと思いますが、妊婦さんの10〜30%がGBSの保菌者なんだそうですよ。GBSは常在菌といって私たちの体のどこにでもいる細菌。弱い菌なので妊婦さん自身には悪さをしませんし、普通の日常生活を送るのに問題はないそう。ママがGBS陽性の場合、実際に赤ちゃんが新生児GBS感染症を発症するのは約1%だそうです。

確かにGBS感染がある場合、赤ちゃんと羊水を包んでいる膜に感染して(絨毛膜羊膜炎)破水し、早産につながる可能性があると聞いたことがあります。でもそのいっぽうで、GBSは早産の危険因子にはならないという報告もあるようですよ。

先生も特に心配はないと言っていることですし、気にしすぎなくてもいいと思います。ただ、GBS感染の有無に関わらず、妊娠中のセックスはコンドームを用いるようにしましょう。精液のなかには細菌が混じっていることもあるそうなので。

出産までどうぞ、免疫力を低下させないよう規則正しい生活を心がけてくださいね。もしも、おりものが増えてきた、熱が出た、お腹が張る、出血があるなどの症状が見られた時は、すぐに受診を。少しでも不安を感じることがあれば、どんどん先生や助産師さんに質問してスッキリさせたいですね。(2013/4/19)

公開日:2017/04/21