毎日おしえて!

【しつけ・教育】、【悩み】

Q 親の都合?ついつい「鬼が来る」と…

三歳の娘の母です。娘が言う事を聞かない時とか、どうしても公共の場で言う事を聞いて欲しい時に、しょっちゅう「鬼が来るぞ!」とか「食べられちゃうよ!」と言っています。うちの子は人一倍恐がりで、凄く言う事を聞いてくれるようになるのですが、最近「鬼」と聞くだけで、ビクッとして布団に潜り込んだり、泣いたりするので、心のキズになってしまったんじゃないかと不安です。やはり、脅かして言う事を聞かせるとは良くない事なのでしょうか?また、他にどのように言う事を聞かせたら良いのでしょうか?
街中で駄々をこねられてホトホト困り果てたときなど、「鬼が来るよ」と言いたくなる気持ちもわかる気がします。でも、子どもと同じ目線になるようにしゃがんで、ダメなことはダメと伝えたり理由を説明したりして、言い聞かせるほうが、やっぱりいい気がしますよね。

実は、子どもを脅かしていうことをきかせるというやり方ですが、けっこう使われている手みたいですよ。たとえば、秋田県男鹿市の伝統行事「なまはげ」。「なまはげ」と呼ばれる鬼が、「泣ぐ子はいねが〜」などと言いながら各家庭を訪ねるというもので、子どもたちは「いい子にします」と言いながら大泣きです! 最近では、恐ろしい形相をした鬼から電話が来て子どもを叱るスマートフォンのアプリが「効果あり」と、親たちの間で人気みたい。賛否両論あるようですが…。

なまはげの訪問や、このアプリを使ったあとで大事なのは、親が言葉かけをして優しくフォローをしてあげることだそう。子どもが鬼を怖がったときは抱きしめ、「大丈夫だよ」と言葉をかけてあげたいですね。

昔から使われている手段なので、そこまで不安や罪悪感を感じることもないのではないでしょうか。個人的には「最後の手段」として使えばいいのかな、と思っています。(2013/8/27)

公開日:2017/07/13