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【こどものケア】、【悩み】

Q 胎児の首のムクミが3.5mmと…

妊娠11週目(3人目で36歳)です。先日の検診で赤ちゃんの首のムクミが3.5_あると言われました。染色体異常の可能性もあるからクアトロテスト等の検討をしますか?と言われました。確率としてそんなに高いのですか。
妊娠初期に胎児の首の後ろの部分に一時的に見られるムクミを「NT(Nuchal translucency)」というそう。妊娠11〜13週にこのNTの厚さ(NT値)を超音波検査で測定すると、先天性の障害の可能性を予測できるといわれています。

NTが厚い場合、ダウン症候群などの染色体異常や、頭部・心臓に血管系の疾患などを持って生まれる割合が高くなるといわれています。でも、以前、胎児診断の専門家に取材したことがあるのですが、先生によると健康な胎児でNTが厚い場合もあるし、逆に染色体異常があるのにNTが厚くならないこともある、といっていました。非常にデリケートな検査なので、正確に測るには高度な技術が必要とされていて、国内でその十分な技術をもつ医師はまだ少ないようです。あくまで羊水検査に進むかどうかを考えるための判断材料の一つ、なんですって。

特集「出生前診断のはなし」の内容も参考にしながら、わからないことは医師によく聞いて、先の検査に進むかどうかを考えてみてください。(2013/9/25)

公開日:2017/08/03