Q そろそろ卒乳したいが…

卒乳の時期については、絶対に「何歳まで」という決まりはありません。

日本では、少し前までは1歳くらいまでが常識って感じでしたが、WHOなどでは、「世界規模の目標として、全ての女性が生後4〜6ヵ月まで完全に母乳だけで育てられるように、その後は適切で十分な補完食(離乳食)を与えながら、子どもが2歳かそれ以上になるまで、母乳で育てられるようにしよう」と言ってます。

アメリカ小児科学会は、「母乳育児は少なくとも生後1年間、それ以後は母子が互いに望む限り長く続けましょう」と。いろいろな考え方があるので、個人的にはこれらを踏まえながら、あとは、「家庭の都合に合わせて」進めればいいんじゃないか、と思っています。

「夜中の授乳がしんどい」「母乳を飲んでいるからごはんを食べない」「仕事復帰のため」などの理由があれば、実行すればいいのではないでしょうか。ちなみにウチの場合、息子は3歳直前まで、4歳の娘は今も「おっぱい飲ませて」と言うので、時間を決めてあげています。

母乳に代わる物といえば、牛乳や、離乳食で不足する栄養を補うためのフォローアップミルクなどがあります。フォローアップミルクは食の進みが遅かったり、発育に心配がある場合などに飲ませる栄養補助ミルクなので、母乳をやめても普通にごはんを食べて大きくなっているのなら、必要ないという考え方が主流のようですよ。どうぞ、ママニティの『卒乳＆断乳のはなし』なども参考にしてくださいね。(2013/10/4)