Q 骨盤は努力すれば大きくなる？

第二子を妊娠したようです。そこで質問なのですが、約2年前に帝王切開で出産しました。理由は私の身長が146㎝で、レントゲンを撮ったところ「児頭骨盤不均衡」との診断からでした。当時その診断にショックを受けた私は、経膣分娩できないか別の産科も訪ねて意見を聞きました。そこでは「妊娠前・初期から体を暖めたり、出産に向けて体力をつけ鍛えたりと努力はしてきたのか？」と問われ、その時は頭が真っ白になり答えに詰まりました。私は身長が低い分、普通の妊婦さんより特別な努力が必要だったのか…？　骨盤の大きさとは、努力次第で変わるものなのでしょうか？

出産に向けてストレッチや骨盤体操をしたりするのは、股関節を開きやすく、骨盤周りの筋肉の血行をよくして柔軟にするためだそう。骨盤そのものを大きくすることにはつながらないし、大きくする方法というのは聞いたことがありません。だから、自分の努力が足りなかったわけではないので、あまり気にしないでくださいね。

児頭骨盤不均衡は、お母さんの骨盤を赤ちゃんの頭が通過できないと判断されること。ママの身長が150cm以下の場合は骨盤も小さいことが多く、その可能性が高くなるとか。

ただ、ママの骨盤の大きさと赤ちゃんの頭の大きさの均衡が取れていれば、分娩に問題は無いとも聞きます。そして赤ちゃんの頭は骨盤をうまく通過できるよう変形するので、実際のお産では無事に通過できることも多いようですよ。帝王切開の準備をしながら試験的に経膣分娩を行なって、状況を見て帝王切開に切り替えるパターンもよくあるみたいです。

今回はどんな出産になるのかドキドキしますね。主治医の先生に気持ちをきちんと伝えて相談し、納得のいくお産にしたいですね！(2013/11/28)

公開日：2017/09/17