Q ロタウイルスの予防接種って必要? こんにちは。先日インフルエンザの予防接種に訪れた小児科でロタウイルスの予防接種の案内を見ました。詳しく教えてください。大人も接種できるのでしょうか? 冬に多く流行し、小さい子どもに水のような下痢や激しい嘔吐を起こすロタウイルス胃腸炎。日本ではワクチンが2011年11月から受けられるようになりました。口から接種する生ワクチンで、生後6週以降に接種を始め、4週以上の間隔をあけて2回目を接種します。また、遅くとも生後20週までに1回目の接種を開始し、2回目の接種は生後24週までにすることになっています。これは、昔、海外で使用されていたロタウィルスのワクチンで、副作用として「腸重積(ちょうじゅうせき)」という病気の発生が増えたからなんです。今、接種されているのは新しく開発されたワクチンで、こういった副作用は報告されていません。でも念のため、もともと腸重積を自然に発症しやすい生後6ヵ月以降での接種は避けているのだそう。ワクチンの種類がどんどん増えているので、予防接種スケジュールにどう組み込んでいくか、難しいですよね。小児科医らによる「VPD(ワクチンで防げる病気)を知って、子どもを守ろう。」の会では、ヒブ、小児用肺炎球菌などとの同時接種を勧めています。単独で接種することは、スケジュール的にかなり難しいみたいですよ。費用は自己負担となるため、一万円程度かかるようです。まずは、かかりつけの医師に相談してみてはいかがでしょうか。(2012/1/5) 公開日:2018/07/21
口から接種する生ワクチンで、生後6週以降に接種を始め、4週以上の間隔をあけて2回目を接種します。また、遅くとも生後20週までに1回目の接種を開始し、2回目の接種は生後24週までにすることになっています。
これは、昔、海外で使用されていたロタウィルスのワクチンで、副作用として「腸重積(ちょうじゅうせき)」という病気の発生が増えたからなんです。今、接種されているのは新しく開発されたワクチンで、こういった副作用は報告されていません。でも念のため、もともと腸重積を自然に発症しやすい生後6ヵ月以降での接種は避けているのだそう。
ワクチンの種類がどんどん増えているので、予防接種スケジュールにどう組み込んでいくか、難しいですよね。小児科医らによる「VPD(ワクチンで防げる病気)を知って、子どもを守ろう。」の会では、ヒブ、小児用肺炎球菌などとの同時接種を勧めています。単独で接種することは、スケジュール的にかなり難しいみたいですよ。
費用は自己負担となるため、一万円程度かかるようです。まずは、かかりつけの医師に相談してみてはいかがでしょうか。(2012/1/5)