芸能人コラム
母親にとって、子どもの産声は一生忘れられない宝物です。でも、2人目の息子、健太郎が最初に出した声は、なん…
「松野さん、出生届の期日が明日に迫っていますよ」。 病院の方に教えられ、私たち夫婦はハッと気づきました。…
NICUでの面会では、「どうか今日も生きていてね、明日も生きていてね」と祈りながら毎日健太郎に寄り添ってい…
退院してからも、2つの心臓病をかかえた健太郎は入退院の繰り返し。本来ならミルクのにおいがするはずの赤ちゃ…
手術が無事成功すると、健太郎はみちがえるように元気になっていきました。 手術の2ヵ月後には、つかまり…
心臓病という壁を乗り越え、向かう先を見失っていた私に、知人が勧めてくれたのが「こじか園」でした。障がいを…
「お母さん! その、赤ちゃんに話しかけるような言葉づかいは何ですか。健太郎君は4歳なんですよ。4歳なりの言…
私の心境が大きく変化したころ、健太郎のことをテレビで語って欲しいという依頼が飛び込んできました。 悩…
テレビの出演を通じて、お兄ちゃんの輝仁(きらと)にも大きな変化がありました。 1歳違い、年子の輝仁は、健太…
2010年、健太郎は輝仁と同じ一般の小学校に入学しました。入学にあたり、小学校や教育委員会に相談してみたと…
Profile
まつの・あけみ■1968年、熊本県生まれ。いじめられっ子だったが、小学校5年生のときに町内陸上大会で優勝。マラソンに目覚め「いちばんを目指す人生」が始まる。 高校卒業後、ニコニコドー陸上部に所属。1987年、全日本実業団対抗女子駅伝に初出場し、12人をごぼう抜きして一躍注目のランナーに。1988年、ソウル・オリンピック女子1万メートル競技に出場し、日本新記録を樹立。1992年、初マラソンとなる大阪国際女子マラソンで2位(当時、日本・アジア最高、初マラソン世界新)。 引退後結婚し、2002年、長男・輝仁(きらと)くんが誕生。翌年、次男・健太郎がダウン症という障がいを持って生まれる。現在は講演、タレント、ゲストランナーのほか、熊本市議会議員としても活動中。 ◆健太郎くんの子育て記録をまとめた著書『いちばんじゃなくて、いいんだね』(アスコム刊)好評発売中 ◆松野明美公式サイト「いちばんじゃなくて、いいんだね」にて、無料「子育て応援メールマガジン」を10日間連続でお届けしています!