ママニティ大百科
おむつなし育児のはなし
６.1歳前後でおむつがはずれる!?
布パンツやトレーニングパンツで過ごすうち、早いと1歳過ぎから「チッチ」という言葉や色々な仕草で教えるようになったりします。また、家の中でパンツも何もはかせずスッポンポンでいると、自分でおまるへ行くようになる子もいます。
今までいろいろな子どもたちを見てきましたが、おむつなし育児的な子育てをしていると、遅くとも2歳過ぎには排泄が自立するという傾向がみられます。
でも、おむつなし育児は、決して、おむつを早くはずすことが目的ではありません。早期トイレトレーニングではありません。動物にとって自然な「おむつの外で排泄する」という経験をつみかさねていくと、結果として早くおむつがはずれることが多い、というだけなんですね。
日本や欧米では、かつて、赤ちゃんをおまるなどに縛りつけたりして、「ここでトイレをするんだよ」と教える厳しいトレーニングがはやった時期があったそうです。そのことで心にトラウマを抱える赤ちゃんが出てきたため、専門家の方たちが「心身の準備が整わない早い時期からトイレトレーニングをしてはいけない」と警鐘を鳴らすようになりました。
そして、それが現代の「2歳前にトイレやおまる等でさせてはいけない」という育児常識につながっていったようです。でも、「トイレトレーニング」と「おむつの外での自然な排泄」とは、別のことなのです。
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