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2009年12月28日
いい初夢をみるおまじない


元旦の夜、地域によっては1月2日の夜にみるのが初夢。昔から「一富士、二鷹、三なすび」と言って、日本一の富士山と、勇壮に空を飛ぶ鷹、野菜のナスが吉夢のベスト3と言われています。ナスがランクインしているのは、徳川家康の大好物だったからという説も。

たかが初夢されど初夢!!どうせならうんとハッピーな夢をみて、幸先のいい一年のスタートを切りたいもの・・・。

そこで今回は、いい初夢をみるための伝統的なおまじないを紹介。縁起のいい絵や文字を紙に書いて、寝るときに枕の下にしのばせるだけだからとっても簡単。子どもと一緒にぜひやってみて。

まずは『宝船』の絵。七福神が乗っていて、金銀や宝石、米俵などをたくさん積んだ、見るからにおめでたい船。

縁起のいい文字は『獏』(ばく)。動物園などで見る、口先の長いブタのような体つきの動物を想像しますが、ここで言う獏は中国でつくられた伝説上の生き物。体はクマ、鼻はゾウ、目はサイ、しっぽが牛に似ていて、人間の悪夢を食べてくれるんです。

最後は呪文の和歌。

『長き夜の 遠(とお)の眠りのみな目覚め 波乗り船の音の良きかな』

実はこの歌の中にはおもしろい仕掛けが。「長き夜=夢がずっと続く」「長き夜(世)=長寿」「波乗り(なみのり)=実り」など、言葉をかけて願い事を祈願。

また、歌を全部ひらがなにしてみると、最初から読んでも後ろから読んでも同じになる回文(かいぶん)になっているからびっくり。

宝船の絵に獏の文字を書いた紙を枕の下に入れたら、この呪文の和歌を3回唱えます。素敵な初夢が見られますように!

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