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2007年11月26日
加湿器のお手入れ不足が病気を招く!?

子どもの冬風邪予防に、ママのお肌カサカサ対策に、加湿器が大活躍のシーズン。ランキング調査隊でも、なんと約7割の人が使っているという結果。加湿器は、もはや冬育児グッズの定番!?

でも、使い方を間違えると病気を招くこともあるので注意して!

「加湿器肺」「換気装置肺炎」「加湿器熱」などと呼ばれる病気で、アレルギー性の肺炎「過敏性肺炎」の一種です。

加湿器のお手入れをしないでいると、内部で細菌やカビなどの微生物が繁殖し、空気中にばらまかれることが。その汚れた空気を繰り返し吸入するうちに、肺にある小さな袋(肺胞)でアレルギー反応が起きて、肺炎のような症状が出るのです。

最初は咳や発熱からはじまり、症状がひどくなると呼吸困難をおこすことも。

加湿器には、スチーム式、気化式(ヒータレスファン式)、ハイブリッド式など、さまざまなタイプの商品がありますが、トラブルがおきやすいのは、超音波の振動で水をちいさな粒子にして放出する「超音波式」と言われています。

このタイプは、細菌などが繁殖しないようにタンクの水を毎日替えて、週に1回はタンクを洗いましょう。ランキング調査隊によると、13%の家庭が超音波式を使っているという結果が出ているので、もう一度我が家の加湿器を確認してみてくださいね。

超音波式以外でも油断は禁物。大手家電メーカー数社に問い合わせたところ、「健康被害は寄せられていないが、スチーム式は噴射される水の粒子が大きいので、雑菌が混じることも考えられる。やはり説明書通りに定期的に掃除を」「最新の商品は、金属イオンなどでかなり抗菌・防カビ対策がとられているので危険性はとても低い。でも、お手入れをしていないとカビなどが繁殖することは考えられる」とのこと。

いま一度、ちゃんとメンテナンスできているかどうか見直してみましょう。掃除の方法や頻度は機種によって大きく異なるので、説明書を読んだり、メーカーに問い合わせてみて。

(参考文献:日本呼吸器学会HP、奈良県医師会HP)

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