せき
ウィルスがのどや鼻につくと炎症がおきて、せきが出やすくなります。ひどいせきが続くと体力が消耗するし、睡眠が妨げられてつらいもの。
熱が高くなくてもせきがひどかったり、熱が下がってもせきが長引くときは、病院に行きましょう。風邪ではなく、百日咳やアレルギーなど別の病気の可能性もあります。
ホームケア方法
空気が乾燥すると、せきがひどくなります。加湿器を使ったり、濡れたタオルを室内に干したりして、湿度を保ちましょう。
ほこりをたてるとのどへ刺激になります。ときどき窓を開けて空気を入れ替えて。
たんが出ているときは、水分を与えると楽になります。母乳やミルクはいつも通りで、温かい麦茶や湯冷まし、赤ちゃん用イオン飲料などの水分をこまめに与えます。せきこんでいるときに与えるとむせるので、落ち着いているときに飲ませて。
せきをしている最中は、体を起こすと楽になります。たて抱きにして背中をさすったりトントンして。大きめの子なら、座らせて背中をさすります。
お風呂に入れてもOK。お風呂の蒸気でのどがうるおって症状が楽になることもあります。
せき止めの成分は、市販薬でも強めです。病院にかかる前に、市販のせき止めや総合感冒薬(かぜ薬)を飲ませていた場合は、必ず医師に伝えてください。薬を処方する際に考慮します。
“呼吸のたびに肋骨や鎖骨のあたりがへこむ”“呼吸が苦しそうで肩で息をしている”“顔色が青ざめている”といった呼吸困難の症状が見られたら、救急で病院へ行きましょう。