「言葉の発達が遅い」「周囲の子たちとうまくなじめていない」「すぐにかんしゃくを起こす」といった、子どもに対する悩み。「もしかしたら発達障害かもしれない……」と不安に思っているお母さんも多いのでは。
確かに“発達障害”と聞くと、子どもの将来を案じてしまいますが、そもそも何をもって発達障害というのでしょうか?
まず大切なのは、子どもの発達を正しく知り、向き合うことではないでしょうか。
- 「発達障害」は脳の障害。近年、発達障害と診断される子どもが増加!
- 発達障害の原因はまだ不明。個性と障害の境目は…?
- どれだけ困っている?子どもにとって一番大切なこととは?
- 5歳未満では診断がつきにくいADHD。「ちょっとだけ我慢」を教えて。
- 発達障害Q&A。保健センターや小児科で相談することも視野に。
最後の天使が障がい児に!~まこりーさんの体験記~
3人目の次男は1歳10ヶ月、でも見た目は8ヶ月の赤ちゃんと同じ。脳性麻痺の診断を受けたのは1歳頃のこと。
「障がいが出るかもしれない」と言われてから、診断がつくまで。そして、これから…のことを綴ってもらいました。
【第1回】出産したら。ショック・・・!
8年付き合った彼と27歳で結婚して、子供は3人!と決めていました。結婚後すぐ妊娠し、なんと長男は結婚記念日に誕生!長女は2年後に超安産、病院に着いて30分で誕生!
長男、長女を出産し、そして第3子を妊娠。
マイナートラブルもあったけど、私の妊娠出産ライフは順調で思い通りのものでした。
それが、第3子出産時のこと。
なかなかお産の兆候が見られず、強い痛みの波が来てもスーッと治まり、全然陣痛が来ない!と焦っていました。
一度おかしいと思い夜中に来院しましたが、子宮口もほとんどあいてなかったので帰されてしまいました。その翌日、トイレに行くと血なまぐさいにおいがしたので「もしやこれはおしるし?」と思い、急いで病院へ。
子宮口も3センチあいていたので入院となり、いよいよ出産か!と気合が入ったのにもかかわらず、微弱陣痛でお産が進まないため、破膜して陣痛を促すことに。
しかし、破膜すると羊水が濁っていて、赤ちゃんが胎内でウンチをしていました。
赤ちゃんが苦しい!早く出さねば!促進剤を投与し、1時間後に無事次男を出産!!
最初は泣かなかった次男。ですが、すぐに泣いたので安心しました。
次男を抱っこした時、すぐ思った事は…なんか弱弱しいな、でした。気のせいだよね。無事に生まれてよかった。
しかし、先生が「危ない所だった。胎盤がはがれかけていたので死産するところだった。」と。
胎盤早期剥離だったのです。次男は胎盤が剥がれかけてきたため酸素の供給がストップし、苦くて胎内でウンチをしてしまったのです。
え~!?と思っていた矢先、
「赤ちゃんが新生児痙攣を起こしたので救急車を呼びます!」
仕事中だった夫が病院から呼び出され、超特急で来院。夫は汗だくの顔面蒼白でした。
私は夫を見るなり涙が出てきて胸が押しつぶされそうでした。
どうか死なないで!!数時間前まで生まれる事が楽しみで本当に明るい未来しか予想してなかったのに、一気に叩き落されたような気分でした。
こうして、生まれたばかりの次男は、NICUがある病院へ搬送されました。
著名人にも自らの体験を告白して頂きました。
「メディアに注目される立場ゆえ、後世に資料として残さなければ――」(野田聖子)。
99.1%の精度って本当!?出生前診断を正しく知る。
新型出生前診断が注目を集めています。
出生前診断で重い障がいがあるとわかった場合に、どうするのか――。
最終的に、「赤ちゃんを産むかどうか」という選択まで迫られるこの問題。
正しい知識を身につけましょう。