カンガルーケア
読み方
かんがるーけあ
意味
早産児や低体重出生児など、NICUで生まれた赤ちゃんのためのケア。ママの素肌で直接赤ちゃんを抱きかかえ、肌と肌が触れ合うことで、ママも赤ちゃんもリラックスし、親子の絆が育まれる。さらに、赤ちゃんの呼吸や体重増加が安定し、母乳育児を促すといわれている。
同様のケアは、正産期の赤ちゃんにも行われるが、その場合は「早期母子接触」「Early skin to skin contact」と呼ばれる。
さまざまなメリットのあるカンガルーケア/早期母子接触だが、新生児は呼吸も心拍も不安定なため、突然死や窒息など、思わぬ事故も起こりうる。赤ちゃんの急変に備えるために、助産師や看護師など専門家が常に見守るか、赤ちゃんの呼吸をモニタリングする小さな器械を装着することが勧められている。