ママニティ大百科

命を大切にするしつけ
0〜1歳
動植物への愛情をママが見せよう

0〜1歳代の赤ちゃんは、動物や虫を「生きているもの」としてかかわるのではなく、オモチャと同じように考えています。「こうやったら動いた」「こうやったら動かなくなった」など、生き物でさまざまなことを探索しているのです。生き物にやさしくできなくても、仕方がない年頃なのです。

この時期は、ママが動物や植物に対して愛情をもって接する態度を、子どもに見せていきましょう。ふだんの親の態度がベースとなって、少しずつ、子どもから自然に生き物への関心が出てきます。

あまり幼いころから「いじめちゃダメよ」とか「かわいい、かわいいしようね」というように、大人が意図的な声かけをすると、子どもはかえって構えたり、怖がったりすることもあります。無理に教え込もうとせず、「親の姿を見て子は育つ」と信じて接しましょう。

虫やネコを好きではないママは、わが子が近づいていくと思わず「危ない!ダメ!」と言ってしまいがち。すると、子どもに「生き物=怖い」という意識を植え付けてしまい、好奇心が育ちません。ただ「ダメ!」と否定するのではなく、「前から『こんにちは』って言って、びっくりさせないようにしようね」「急に触ったら猫さんは驚いてしまうよ」と、子どもに教えましょう。動物を愛する子どもに育ってほしいなら、ママもちょっとガマンが必要かもしれませんね。


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