先輩ママ日記

勤労感謝の日。アメリカでは、今日をもって夏は終わりということになっている。図書館→カフェでブレイク→スーパーで買い物コース。ジョーが夕食に"London Broil"ステーキを作ってくれた。肉の間にしこたまガーリックを埋めこんで焼き、薄切りにして食べるこのステーキ。ウマかったね〜。アパート中をニンニク臭くした甲斐があった。ジョ・オーが珍しく早く寝てくれたので、ジョーとポップコーンを頬張りながら映画"Breaking the Waves"を観た。スペシャルじゃないけど、シアワセを感じた日。

子供服のショップを通りかかるとジョーが、「ジョ・オーのファーストシューズを買おうよ」と言い出した。彼が一目で気に入ったのが、カーキのランバー風シューズ。履かせやすいか、歩くのに快適かをチェックし、アースカラーのソックス3足と一緒に購入した。家へ帰って履かせてみると…なんだか大人に見えるね〜。はじめは足を重そうに引きずりながら、でも徐々に慣れて、いつものようにつたい走りを始めた。あぁ、靴を履いたら外に行けるんだ、ということはいつしか私たちのもとを去る日が来るんだ、と感慨深く思ってしまった。

コンニャクゼリー。私もジョーも大好きで、つわりがひどかった妊娠中にもお世話になった。だが子供には要注意の食べものだ。今日観たTV番組の“子供と危険"特集でも取り上げられていた。コンニャクゼリーによる窒息死事件が後を絶たないそうだ。形状やゼリーのテクスチャーは、特殊な吸引装置でも非常に取り出しにくいらしい。現在は輸入禁止の警告が出ているのだが、いまだに店頭に並んでいる。konjac(コンジャック=こんにゃく)という名称を見たら注意!という内容だった。コンジャックゼリー、美味しいけど要注意です。

ジョ・オーはスープ系がお気に入り。まずは豆腐とワカメのお味噌汁。美味しそうに飲む姿は日本人ぽくてなんだか嬉しい。コーンポタージュは大人用のスープボウルで1杯ペロリ。NJに住むyukoさん伝授のオクラ入りチキンスープ。ご飯を入れてやると、エンドレスで口を開ける。マカロニグラタン。ホワイトソース多めにすると、飲みこむように食べる。今日は白インゲンマメとエスカロールのスープを作ってみた。チーズサンドイッチと一緒にぱくぱく食べてくれた。ジョーいわく、「ジョ・オーはお父さんに似て汁物好き」なんだそうで。

ドーナツショップでジョーとブレックファストをしながら、「今日断乳しちゃおっか」といきなり思いついた。しかし、その雰囲気を敏感に察知してか、今日のジョ・オーは特別ベタベタ。それでも断固として、私はおっぱいをあげなかった。可哀想だったけど。そして夜。ジョーがジョ・オーをお風呂にいれ寝かしつけてくれた。やった、おっぱい卒業!が、夜中。パッと目を覚ましたジョ・オー。珍しく思いっきり泣き始めた。すごーく悲しそうに。「まだ1歳にもなってないし、こんなに欲しがってるんだし」。ダメ、負けた。あげちゃった。

う〜、背中と腰が痛い。最近、ジョ・オーがぐんと重くなった気がする。今日はひさびさに抱っこヒモに入れて出かけてみようかと思ったけれど、既に玄関先であきらめてしまった。キッチンで立ち仕事をしているだけでも、背中がズキズキ。長く立っていられないよ〜。0時過ぎに仕事から帰ってきたジョーが、マッサージャーをつかって背中をくまなくマッサージしてくれた。「すいませんねぇ、あなたもお疲れでしょうに…」とばぁさんっぽくつぶやく私。運動不足だろうか。

アメリカのある育児雑誌の調査によれば、昨今の大多数の親が、「自分の親業(親としてのスキル)に自信を持っている」のだそうだ。しかも、母親のじつに98%が、「子育てはすばらしい、母親になってよかった」と思っており、父親母親ともに、「自分は自分の親よりもいい親である」と思っているらしい。さらにさらに、「育児をしながらも、一緒に過ごす時間をたいせつにしている」夫婦がとても多いという。なんとすばらしい結果!こういうポジティブな空気はどんどん広がっていって欲しいもんだ。