先輩ママ日記

ジョ・オーの写真を見ながらジョー「この写真、本当に女の子みたいだ。しかもとっても日本人っぽい」。それは、私がジョ・オーに髪飾りをつけて撮ったもの。この写真はジョーに訴えちゃったらしい。あとに、ベッドの上でジョ・オーと遊びながら言っているのが聞こえた。「妹ができたら、ジョ・オーが面倒みてあげなきゃね〜」。さてはあの写真で、女の子が欲しくなったか、ジョー。女の子なら日本人ぽい、カオルのような顔の子が欲しいって、昔言ってたなー(私は自分に似た子はイヤだ)。とはいえ、二人目は…うーん、まだまだ。

10カ月検診。体重は9,200グラムと、思ったより軽かった。10キロは軽くいってると思ってた。ジョ・オーは予防接種にも泣かず、椅子にちんまりと座って終始ニコニコしていた。断乳するなら、鉄分が不足しないよう、ほうれん草やレバーを食事に取り入れて、とドクター。鉄分補強のタブレットもあるわ、なんてあたりはアメリカっぽい。でも私はナチュラル好きの日本人。食べ物から摂取できるものなら薬はパス。さいごにドクターが、「病気知らずのほんとうに健康なベイビー。神に感謝ね」言った。ほんとうに。

ごはんを食べるときはいつも、ジョ・オーにも私が使うのとは別にスプーンを持たせている。最近、そのスプーンをごはんの器につっこんでくるようになった。「待って。それはもうちょっとフゥフゥしてからね」と、あらためて私が食べさせようとしたら、うぎゃ〜ん、と気を悪くしたようす。仕方ないので、ジョ・オーのスプーンにごはんを乗っけてやる。すると、あら、結構うまく口に運ぶではないの。本人も満足げ。もう自分で食べられるお年頃?ということは、顔や手や服や床がめちゃめちゃに汚れるのを私が覚悟する頃、なのですね…。

朝ジョーがすごく嬉しそうに「夜中、カオルがトイレに起きて、僕の毛布をそっとかけ直してくれたでしょ。それがとっても幸せで、朝までよく眠れたんだ」。…(しーん)。幸せのスケール小さくなぁい?でも今日、気づいた。私ってそういう小さいことに幸せを感じる心の余裕がないのだ。優しくて協力的な夫に健康な子供。もっと幸せを感じてもいいんじゃない?だいじなのは、小さな幸せをかんじられる心のスケールとキャパシティなのであった。それがジョーは私よりずっと大きい。そういうことなのだ。

今日からこちらでも「千と千尋の神隠し」が劇場公開。TVや雑誌ではすでに、「アニメの最高傑作!」、「映像の奇跡…」なんて、評判も上々である。自分が創ったわけでもないのに、へっ、どうだい!って気持ちになっちゃう私。何を隠そう、宮崎駿作品の大ファンなのだ〜。さっそく、ジョーは劇場に見に行こうという。妹の送ってくれたビデオで3回も見たじゃん、私のすばらしい同時通訳付きで…。でも、やっぱりちゃんと英語のセリフで見たいんだって。あっ、そ。ジョ・オーがもうちょっと大きくなったら一緒にトトロを観たいな〜。

日曜日のたのしみ…日本語放送の「ナースのお仕事4」を7時から観ること。今日はさらに、8時からエミー賞がある!今日の夜はTV漬けよ、と張りきってジョ・オーの夕食も早くに済ませてスタンバイした。なのに、なのに。アンテナの状態が悪いのか、そのチャンネルの画像が悪いのなんの。さらに、自分が無視されているのが分かったのか、珍しくジョ・オーがギャンギャン言って、私のアテンションを引こうとする。かくして私のTVタイムは、「聞こえない、見えない!」で終わった。すごく疲れてジョーが帰ってくる前に寝てしまった。