先輩ママ日記

ジョーのおもちゃ買いが止まらなくて困っている。ほとんど毎日、何か買って帰ってくる。「毎日買ってきたら、おもちゃがスペシャルなものじゃなくなるでしょ!」と言っても、「こういうのが楽しめるのは今のうちだしさー」とか言って一向に止める気配なし。多過ぎるおもちゃは子供の創造性を失わせるのですぞ!最近は私に見つかるのを恐れて、新しいミニカーを箱から出して他のとこっそり混ぜておいたり、こしゃくな真似をしてくる。お願い、誰かジョーを止めて。

ジョ・オーの氷好きがエスカレートしてきた。ジュースでもソーダでも水でも、何か飲んでいるとタタタッとやって来ては「くれよ〜」と要求し、口をつけた後にはおもむろにズブリと手を突っ込む。手でカラカラと氷をかき回してから、ひとつずつ取り出してテーブルに並べてから口に入れて楽しむ。見かねたジョーがプラスチックの容器に氷をいっぱい入れ、タオルを敷いたテーブルに置いてやる。ジョ・オーは、手を真っ赤にしてずーっと氷で遊んでいた。何がそんなにおもしろいのか?ナゾだ。

3人でマンハッタンへ。バージンメガストア(CDショップ)で買い物をしてから、同じくタイムズスクエアにあるトイザラスへ。割と新しいこのトイザラスは、全フロア吹き抜けで、中央にどどーんと観覧車。ジュラシックパークの恐竜がグォォ〜と雄叫びをあげ(ジョ・オーが怯えて泣いた)、スパイダーマンやUFOが飛んでいる。これは子供には天国だろうな〜。その後、Macy's(デパート)のサンタランドへ。なんだかこういうことをするといかにもアメリカの親になったって感じだね、とジョーと言い合った。

昨日の夜中、ジョーの大親友であるミッチのお母さんが亡くなった。彼女はジョーの第二のお母さんみたいな存在。10月に初孫がうまれ、数週間前に会ったときには、「まさか孫が抱けるなんて夢にも思わなかったわ」なんてすごく嬉しそうに言っていたのに。今日もジョ・オーは盛んに踊っている。彼女も孫のこういう姿が見たかっただろうな、もっと遊びたかっただろうなと考えていたら、自分の母の姿とも重ね合わさって、涙が止まらなくて困った。感傷的な言い方をするのは好きじゃないけれど、人生って残酷だ。まったくフェアじゃない。

雪もやんで、すばらしく美しい日。ジョ・オーに雪を見せてやろうと、外に連れ出した。道はまだびちょびちょ。雪かきをしていないところや凍ってるところも多いので、こんな日に好き好んでベビーカーを押してる人はあまりいないわなー。だが案の定、一面の銀世界にジョ・オーはきょろきょろ。わざと雪の深いところをガタガタ運転してやる。きれいそうな所の雪を取って、ジョ・オーに持たせてやった。氷好きだもの、もちろん大喜び。そのうちパクッと雪を口に入れた。ドキッ。ホコリがいっぱいかもよ〜。見ないフリ、見ないフリ…。

特許翻訳事務所の仕事は、電話のやりとりで行う。だから、ボスのC氏とは顔を合わせたことが一度もなかった。今日、うちの近くまで家族でショッピングにやってくるというのでランチを一緒にすることに。ベトナム料理店で会ったカナダ人のC氏、日本人の奥様、7歳の息子さんはものすごーくステキなファミリーだった。アーティストの奥様はとてもフレンドリー。息子のS君はジョ・オーにおもちゃを貸してくれたが、床に落としたり舐めたりしてもニコニコ。子供を見ればその親の人柄が分かるって、ほんとかも。いい人に会うと気分がいい。

外に出たら、ジョ・オーになるべく自由に歩かせるようにしている。だが最近困っているのは、道端に落ちているタバコの吸殻を、しかもすごくちっちゃくなってるのばかりをせっせと拾うこと。しかも今日はまだ火が点いているのを拾おうとして、指が真っ黒に!捨てた人、せめてちゃんと消してくれよ〜。かなりすばやく拾うので、よーく見ていても間に合わなかったりするのだ。どうしよう。そのうち、ちっちゃい吸殻につまようじ刺して吸うようになったりしたら…。