先輩ママ日記

カオルさんの日記

バックナンバー(第113回)


2004年3月1日(月)
イッサのシティデビュー

昨日、一冴がマンハッタンデビューした。家族4人(4人、になったのだなぁ〜)で車に乗り、マンハッタンの日系書店や日系スーパーで楽しくショッピング。帰ってくると、アパートのロビーで住人たちに会う。「お産したばかりなんて思えない!何事もなかったみたいじゃないの」と声を揃えて言われた。いやいや…ちょっと見には確かに妊娠前と変わらない体型かもしれないけれど、このタイトなパンツ、実はボタンがあと2センチのところで留まってないのよ…。子持ちの友達とよく言うことだが、体重を元に戻すのはたやすいんである。問題は体の締まり具合、ニクの堅さ・張り。私のおなかはまだまだマシュマロのように柔らかいのだ。う〜。



2004年3月2日(火)
こんな生活

二人の育児になったというのに、私は毎日結構ヒマである。ジョ・オーひとりの世話をしながらレギュラーの仕事をしていた時の方がはるかに忙しい。しかし、家事と授乳とおむつ替えなど細々したことを細切れにしなければならないので“すっごくヒマ"ではない。つまり、ゆっくり友達と長電話するとかお茶するとか、ちょっとメールを書くってなことが意外と出来ない状況なのだ。今日は拭き掃除などをがっちりやった後、洗濯を2回。その間、TVをぼーっと見ながら読書もした。こんな主婦の生活、けっこう悪くない。



2004年3月3日(水)
ボクの赤ちゃん

産前心配されたジョ・オーの一冴へのジェラシーであるが、今のところ“ラブラブ一冴"状態。朝起きると、まず「ベイビ〜♪」と言いながら一冴にチュー。バシネットから出すたびに、「ジョ・オー、ホールディング イッサ(ジョ・オーがイッサを抱っこする)!」と言いながら首のすわっていない一冴を抱っこしようとするので、こっちはドキドキである。その上、愛車(乗るタイプの消防車)を押してきて、そのシートに一冴を乗せろという。一冴を乗せて車を押したいのだ。いつも乗せてるクマのプーさんとは違うのよ、一冴は生きてる赤ちゃんなのよ…。



2004年3月4日(木)
こんなニュース

最近のちょっとビックリしたニュース。6年前に火事で死んだと思われていた娘と、実の母親が再会-実はその火災は赤ちゃん(まだ新生児)の誘拐を隠ぺいするために起こされたもので、誘拐犯の女性は赤ちゃんを実の娘として6年間育てあげた。このニュースを聞いて、私は、「やっぱり血のつながりってすごいなぁ、信じる力ってすごいなぁ(母は娘がどこかでまだ生きていると信じていた)」と驚いたと共に、娘の気持ちを考えるとなんだかとても複雑な気分になった。6年間母だと思っていた人が実は自分を誘拐した犯罪者で、見ず知らずのいきなり現れた女性が自分の本当の母親…。しかも、少女はスペイン語を話さず、スペイン語が母国語の母は英語がほとんど喋れないという。グッドラック。何とか二人がさまざまな障壁を超え、シアワセな親子になることができますよーに。



2004年3月5日(金)
ボクにまかせて

一冴が「ふぇぇ…」と言い出したのでバシネットに駆け寄ろうとすると、ジョ・オーに「ストップ、ママッ!」と制されてしまった。そして、ささっとスツールを持って来て乗り、バシネットのなかを覗きこんで「ドント クライ、イッサ」と言いながらほっぺを撫でるジョ・オー。おまけに「I got it, mama.(ボクに任せて、ママ)」なんて言われてしまう。びっくりするのは、それで一冴が泣き止んでしまったことだ。兄パワー、凄し。



2004年3月6日(土)
ひとつ増えるとまたひとつ…

最近、ジョーとよく引越しの話をする。ニューヨークを出よう、環境のいい所に引っ越して家を買おう、という話。ニューヨークは嫌いじゃない。けれど、物価・家賃の高さ、殊に治安のことを考えると、さて今後の子育てに最適かどうか…。もちろん、どこの州にだって国にだって犯罪はある、心配の種はゴロゴロしている。たっぷり色々なことを心配した後、いつも思う。結婚なんてしなきゃよかった、子供なんて産まなきゃよかった。大切なものがひとつ増えると、心配もまたひとつ増える。失うのがものすごく怖くなる。困ったもんだ。



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