先輩ママ日記

日々、引越し先候補地について話し合い中の私とジョーなのだが、今日突然ジョーが「他の州に行くならむしろ日本に住みたい」とか言い出した。喜ぶよりもええっ〜?!と、逆にドキッとしてしまった私。日本の小学校に通うジョ・オーと一冴の姿を想像してみる…ちょっと嬉しい。で、帰ってくるのは狭いマンション…ちょっと嬉しくない。それより、日本語がまったくできないジョーは日本で何をするんだ?

テロの危険度が上がったとかで、昨日の夜中はアパートの上空をパトロール用ヘリコプターがずーっと旋回していてよく眠れず。我が家は最上階なので、開けた窓からヘリコプターのライトがもろにあたる。もしかしてうちの周囲は要注意エリア?「大丈夫だからね」と言ってジョーがぎゅうっと抱きしめてくれる。あぁ、ジョ・オーを妊娠中だった9・11の夜を思い出す。ジョーがいれば私は何も怖くない。でも、子供二人は守りたい。

日本で生まれたカオルには日本の日付で、ということでジョーが一日早くバースデーのサプライズパーティをしてくれた。サプライズなのに、ジョ・オーがケーキを見つけ、「アッピバーッデー、ふぅふぅ(キャンドルのこと)する!」とかキッチンで言ってるのが聞こえておかしかった。もちろん、知らなかったフリで出ていったけど。ジョーからのプレゼントは、バスソルトやローション等のバス用品を山ほどと香水、ダイヤのネックレス。夜はゆっくり、ひとりのバスタイムも。

一冴が何にでも手を伸ばし口へもっていく。近頃はペーパー類がお気に入りの様子で、ちょっと雑誌を近くに置いておくと、瞬く間にヨダレべちょべちょのシワシワ状態に。舐めちゃだめだよ〜、汚いよ〜。ジョ・オーが、「ドン、イート、ママズホン!(ママの本食べちゃだめだよ)」とか言って必死で注意してるのが笑える。雑誌を取り上げたら、ふんぎゃ〜っと思いきり泣いた。ジョ・オーに負けず劣らず、自己主張の強いタイプかも。

夜、ジョーの両親が我が家へ。ハッピーバースデーを義母と言い合う。誕生日がなんと一日違い(!)なのだ。「で、もうひとり欲しいと思ってる?正直な話、やっぱり今度は女の子が欲しいでしょう?」ときた。彼女は女の子の孫がすごーく欲しいのだ。いや別に作る努力も作らない努力もしないし、また男の子でもいいんだけど、と答えておいた。が、孫と嬉しそうに遊ぶ義母の姿を見ながら、彼女はまだ知らない引越しのことを考えちょっと気の毒になった。

ジョ・オーを義母と義父に預け、ジョーと私と一冴で久々にトイザラスへ。ここに来る度に、あぁ、ジョーを連れてくるんじゃなかったな…と思う。赤ん坊を背中におぶった来年40歳になるこの方、自分が欲しいおもちゃに夢中でショッピングがぜんぜん進まないのである。帰りに公園で義両親達とおちあい、真っ暗になるまで皆で遊ぶ。義母も義父も楽しそうで、こういうのって悪くないな、と珍しく思ったりした。

チャイニーズスーパーへ買い物に行った。今日は一冴をベビーカーに乗せていたので、店の中でたくさんの人が一冴に話し掛けてくれる。多分、かわいいわねーとか言ってくれているのだろうが、中国語が全くわからない私はニコニコ微笑むだけの返事。ジョ・オーはレジのおばさんからキャンディとチョコレートを貰った。ジョ・オーってほんと、見知らぬ人からものを貰うことが多いのだ。特に中国系の女性にはいつもモテモテ。おもしろいでしょ。