先輩ママ日記

以前わたしが映像翻訳の仕事をしていたTV会社の人から突然電話があった。今は某大手のTV局に勤めていて、私に日本語番組を英語バージョンにする翻訳作業を手伝ってくれないか、という。おもしろそう、やりたい!と即座に思ったが、聞けば9時〜6時まで一日中スタジオに入り、それが数週間続くという。子供がいなけりゃなぁと一瞬思うけど、だったら子供をうまなきゃよかったかというと、やっぱりそこに悔いはまったくないわけで。それでもやっぱり、仕事への心は疼くフクザツな気持ち。

一冴、生え始めたばかりのたった二本の歯でがぶっと私の腕や胸元に噛み付いてくる。歯茎がかゆいんだろうけど、これが結構イタイ!授乳中も乳首をぎぃっと噛んで、おまけにそれを噛んだままびょ〜んと引っ張ってみたり。ジョーから、「そんなことされて痛くないの?」と聞かれる。そりゃ痛いって!でも、長年の授乳で普通の人よりは乳首が鍛えられてるかもなぁ。

一冴のつかまり立ちが絶好調。リビングのテーブル、ソファ、ジョ・オーのデスク・スツール、気付けばどこにでもつかまって余裕の表情で立っている。時々、片手を離してちょっぴり小粋なポーズをとったりもする。ごく稀に一瞬両手を離していることも。まさかもう歩き始めるんじゃなかろうね?午後、何気なくジョ・オーにボタンかけを教えたら、夕方には出来るようになっていた。「パジャマでおじゃま」にも出る日も近いか。

ジョーの仕事が休みだったので、二人を預けて2〜3時間ひとりでショッピング。今日は試着する服すべてがどんぴしゃで、かなりの数を買った(ほとんどが日本へのお土産なんだけど)。最近はジョーの体質がうつってきたのか、アメリカナイズされてきたのか、カードでばんばん買っちゃう。でもいっぱい買い物するってやっぱり気持ちいい〜。一冴がまた泣いてるかなーと思いつつ帰ったら、珍しく三人揃ってベッドですやすやお昼寝中であった。

出来上がった一冴のパスポートを取りに領事館へ。領事館の後は美容院。子供を二人産んだ割には髪のコンディションがすごくいい(健康)と言われた。本当に私は健康だけが取り柄だなぁ…。顔と頭が小さいせいか、一冴は写真で見るより小さいとよく言われる。

昨日の夜から唇がひりひりと、ちょっと泣きたいくらい痛い。乾燥かと思ってリップバームを塗ると余計に痛くなるので、ネットで調べてみたらビンゴ!である。唇が赤く腫れて痛む、目がゴロゴロする、皮膚がかゆくなる…ビタミンB2の欠乏。この数週間私が悩まされている症状に驚くほどぴったりであった。なんでも、疲労していたり、授乳している女性は欠乏しやすいんだそうだ。早速、今日からチョ○ラBBを飲み始めるぞ。

公園へ行くつもりが、ジョ・オーの希望で近所のマクドナルドのプレイルームへ。日曜日の午後はキッズでいっぱい。毎回驚くのは、非社交的な母親のせいで一緒に遊ぶ友達がほとんどいないのに、ジョ・オーはこういう場所ですぐに一番の中心的存在になることである。体が一番ちっちゃいにも関わらず、声は一番デカイし…。今夜、我が家の周り一帯は路上駐車禁止。なんでも明日から映画の撮影があるらしい。興味津々。