先輩ママ日記

ジョ・オーの風邪はやはり一冴にもうつった。ハナじゅるじゅる状態である。でも熱はないし食欲も旺盛でいつもと変わらないからよしとする。家具や私の服にその“じゅるじゅる"をこすりつけてくる以外はね…。元気だけれど食欲がイマイチなジョ・オーはちょっと不憫。大好きなチョコレートも食べないし。で、こういう時に限って私は仕事がものすごく忙しいんである。という訳で、夕食もお風呂もすべてジョーにお願いした。ごめん。

今日は午前中の仕事がお休み。さぁて、家事をやるぞ〜!と思ったが、結局子供達とベッドに寝そべって本を読んだり遊んだり。最近、一冴が電車やクルマのおもちゃをちゃんと手で動かして走らせる(舐めるだけじゃなく)ようになった。ジョ・オーがするのを毎日見ているせいかな。遊び方が、ジョ・オーの小さい頃より上級な感じ。

サンクスギビング(感謝祭)って明日?!こっちに帰ってきてから仕事漬けで全然気付かなかった。時間と曜日の感覚が鈍くなってるみたい。で、ちょっと早いが来年の目標。「仕事は大幅に減らして育児に専念します!」。これホント。このままでは、後で色々と後悔しそうな気がするのだ。日本滞在中(私の仕事量は通常の四分の一)、いつも人に囲まれて、毎日お出かけして、ジョ・オーと一冴は本当に満足そうでシアワセそうだったもんね…。

何人かの人からパーティの招待を頂いたが、家族全員が風邪気味なのでご遠慮することにする。午前中はみんなでリラックス。夕方から思い立ち、簡単なサンクスギビング・ディナーを作ることにした。チキンをグリルして、サラダとスープを作り、アップルパイを焼く。程よく食べて(動けない程たらふく食べるのが本来の感謝祭ディナーである)、家族だけのサンクスギビングも悪くないな、と思う。

一冴はかなり音楽好きらしいということはわかっていた。TVのコマーシャル、CDの音楽にはもちろんのこと、日本の踏み切りのあの「カンカンカン…」って音にも嬉々として体を揺らしていたくらいだから。が、今日ノリノリで体を揺すっていたのはなんと、トイレの水を流す音。いくらなんでもそこまで…。水の音にもビートを感じる。君は生来のミュージシャン?!ちなみに、ノッてる時には左手の人差し指をぴんと立てるのもお決まり。

すべき仕事が溜まっていたのもあって、ジョーが二人をグランマの所へ一日中連れて行ってくれる。一日、仕事するなり昼寝するなり好きなように使っていいよ、というわけ。夕方まで翻訳や原稿書きなどの仕事をして、夕食にパスタとサラダを作り、「どっちの料理ショー」を見ながらひとりで食べた。淋しいようなでもやっぱりリラックスできるような、いややっぱり淋しいような、おかしな感覚。

朝、一冴が野菜クラッカーを食べているとき。ジョ・オーが残りの1枚を袋から出してやり、それを3つくらいに割って一冴の前にひとつずつ置いてやっていた。きょうだいっていいなーと思うのはこんなとき。これからも助け合って、励まし合って、切磋琢磨し合って、親が死んでしまっても二人でたくましく生きていって欲しいなぁ。そんなことを思った。