先輩ママ日記

ジョ・オーに久々にパンツをはかせたら、またその中にウンチ。思わず、「なんで?なんでする前にママに言えないの?」と英語でまくしたててしまった。滅多に大きな声を出さない私に叱られたジョ・オーは大泣き。すぐに私は自己嫌悪。あぁ、一番しちゃいけないこと…。で、久々に平井信義著『子供を叱る前に読む本』を読んだ。もう10回目くらいだけど読むたびに励まされる。育児ってなんてステキで神聖な仕事だろう、と心から思える本。

一冴がよろよろとひとりで2メートルくらい歩いた!片方の手をつないでやれば、随分長い距離を歩ける。それにしても、一冴の後追いがすごい勢いになってきた。私がトイレに入ればぴゅーんとハイハイでとんでくるし、顔を洗っている間も足にひしっとしがみついている。座っていればすぐに寄ってきて、顔をすりすり…というよりはゴリゴリという感じで私の顔に押し付けてくるし。そのしつこさに辟易しながらも、ついつい嬉しくなって抱き上げてしまう私。

「ねぇ、この前の日記に下痢のこと書いたでしょ?」とジョーがきいてくる。どうして知ってるのかと思ったら、翻訳ツールでそだつのページを翻訳したのを楽しそうに読んでいた。かなりひどい英訳だけど内容はなんとなくわかる。以前から、「ボクが日記を読めないのはフェアじゃない!」とか言って、日記を英訳してくれと頼まれていたのだ。もう日記を始めて3年半、英訳できる量じゃございませんよ…。

一冴がビデオのリモコンを耳にあてて何やらブツブツと喋っている。なんだ?と思ってすぐにわかった。電話で話してるつもりなんだ!うちのコードレス電話とリモコンは色もかたちも似ているから。夜、我が家の男衆3人は大音量にしたラムシュタイン(ドイツのヘビーロックバンド)のDVDで踊って歌って大盛り上がり。ジョーは「さすがボクの息子!」とばかりに一番楽しそうである。父親ってこういうの一番に反対するんじゃないのぉ?

ジョーの実家でディナーにおよばれ。今夜から日曜日までジョ・オーはグランマとグランパの所にお泊りする。彼らも孫をたまにはゆっくり楽しみたいし、ジョーも私もジョ・オーがいない間に片付けたいことがたくさんあるし、何よりジョ・オーも一冴もお互いに一人っ子気分が味わえる。夜、3人で家に帰り、ジョーはしみじみと一冴を抱いて「ダダですよ〜」なんて言っていた。こういう機会はなかなかないもんね。

ジョーと細々した買い物(帽子とかベルトとか。別にすぐ要らないけど新しいのが欲しかったのよねーというもの)などをする。ジョ・オーがいないとやっぱり色々ラクだね〜なんてジョーと言ってたら、ジョ・オーから電話。受話器をとらずに留守電に録音されるのを聞いていたら、「あのね、今日トイレでうんちしたよ」とか言っている。その可愛らしい声と口調にジョーも私もつい泣きそうになってしまう。ジョ・オーに会いたい…。

ジョーが書斎の自分のスペースを大掃除。私と一冴はリビングの一角に追いやられ、バリケードで囲まれる。ジョーはもともと何をやるにも時間のかかる人(そして完璧主義)なのだが、大掃除となるとさらにヒドイ。「あ、これずっと探してたんだ〜」とか「ね、見て見てこの写真」とか、これじゃ明日になっても終わらんよ!普段はものすごく頼れる夫で父親なんだけど、こういうとき息子を3人もったような気分になる私。