「不妊」の定義は?赤ちゃんが出来ない原因は?
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不妊ってどういうこと?
赤ちゃんが欲しいと思っても、なかなか妊娠できないと、「もしかして不妊?」って思いますよね。統計的には、避妊をしなければ、2年以内に9割の夫婦が妊娠するというデータがあります。したがって、不妊の定義も、2年以上赤ちゃんができなければ不妊というのが一般的です。最近は結婚年齢が遅くなり、30才を過ぎて結婚して、30代半ばで妊娠して、というライフスタイルの女性が増えていますが、実は年齢とともに不妊のリスクも高くなります。
というのも、卵子も精子も老化の影響を受けるから。女性の場合、年齢とともに元気な卵子を育てるのが難しくなるのです。すでに30才を過ぎている人は、1年以上待っても赤ちゃんができないのなら、病院で検査を受けてみるといいでしょう。
不妊の原因は?
赤ちゃんが欲しいのに妊娠できないのは、妊娠のメカニズムのどこかに不具合があるから。不妊の原因としては、①排卵がうまくなされていない
②排卵していても、卵管が通っていない
③子宮内でうまく着床できない
④卵子と精子がうまく受精できない
など。もちろん、精子の数が少ない、元気がないなど、男性側の問題もあります。こういったことを一通り検査で調べてから、治療を進めていきます。
そこで、排卵・卵管・着床・受精のトラブルや検査の方法について、図で解説しながら詳しく説明していきます。
【参考】
ママニティ大百科
・「不妊」ってどういうこと?/監修:はるねクリニック銀座院長 中村はるね先生
・不妊治療のはなし 不妊の検査/監修:IVFなんばクリニック理事長 森本義晴先生
公開日:2016/01/01