夜間休日の小児科診療の調べ方
備えあれば憂いなし!地域の小児救急診療体制をあらかじめ調べておいて、子どもの急な病気にあわてずに対応しましょう。
「小児救急病院」と「小児救急診療所」とは?
夜間休日に対応している小児科は、「小児救急病院」と「小児救急診療所」の2種類。
小児救急病院
「小児救急病院」は、24時間対応で重症の子どもを診てくれる病院。あらかじめ近くにある小児救急病院を調べてメモしておくと、いざというときスムーズに連絡できます。
ここでは緊急手術や入院治療などが必要な重症患者から優先的に診察されるので、軽症の人は長時間待たされることも。小児救急病院に行くのは、本当に差し迫った状態のときと心得ておきましょう。
小児救急診療所
一方、「小児救急診療所」は、比較的軽症の急病患者を担当します。
「重症というわけではないけれど、休み明けまで待つには症状が重い」というときに行きましょう。地域によってシステムが違うのですが、「今日はこの診療所、明日は別の診療所」と日替わりの当番制になっているところが多いようです。下記の「小児救急病院・夜間休日小児救急診療所の調べ先」を参考に、小児救急診療所を紹介してくれる窓口の電話番号をメモしておきましょう。
また、小児専門の救急病院や救急診療所がない地域の場合は、一般の救急病院や、休日夜間診療所を調べて。
夜間休日に病院に行く事態になったときは、必ず事前に病院に連絡を入れてから行きましょう。
小児救急病院・夜間休日小児救急診療所の調べ先
#8000(小児救急電話相談事業)
多くの自治体では、子どもが急病になったとき、どこの病院に行って、どうケアしたらいいか教えてくれる電話相談事業を実施しています。いざというときは「#8000」に電話を。実施時間などは自治体によって異なります。
救急医療情報センター
各都道府県には「救急医療情報センター」などと呼ばれる電話相談窓口があり、24時間体制で休日や夜間に診察している病院を紹介してくれます。母子手帳や自治体の広報誌などに窓口の番号が載っていないか確認を。
最寄の消防署
消防署に電話すると、その地域の救急病院や夜間休日診療所を24時間体制で紹介してくれます。また、病院に行ったほうがいいか判断に迷うときなども相談にのってくれます。
消防署といっても、救急車を呼ぶわけではないので「119」ではありません。最寄の消防署の電話番号は、自治体の広報誌や104などで調べてメモしておくと、いざというとき安心です。
最寄の医師会
都道府県や区市町村には「医師会」と呼ばれる医師の団体があります。ここに電話をすると、当日の休日夜間診療所を教えてくれます。医師会の電話番号は、自治体の広報誌やHPに載っています。 また、医師会のHPにも休日夜間診療所が紹介されています。
保健所や保健センター
保健所や保健センターも、地域の救急病院や夜間休日診療所を把握しているはずです。
都道府県や市区町村のHP
最近は、自治体もHPに多くの情報を載せています。救急病院や夜間休日診療所についても調べてみましょう。