母体は急激に変化する
基礎体温を計っている人はわかると思いますが、月経が始まるころから月経中、月経後と体温は低く推移しているのですが、月経開始日から数えて約2週間後の排卵を境に体温はいったんカクンと下がり、一転して37度くらいまで急上昇します。
排卵するとプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発になり、その作用で体温が上がるのです。プロゲステロンは、子宮内膜に働きかけて着床しやすくしたり、子宮内膜を維持するために働きます。
妊娠中はこのホルモンがたくさん出るので、妊娠10~15週頃まで体温の高い状態が続きます。このほかにも、妊娠ホルモンなどの影響で、妊娠1ヵ月目の終わりごろから、次のような症状が出始める人もいます。
妊娠初期症状
- 熱っぽい
- だるい
- 胸が張る
- 乳首の先が痛い
- 乳輪が濃くなってきた
- 食べ物や飲み物の好みが変わってきた
- 食欲がない
- むかむかする
- 胃がもたれる
- 匂いに敏感になった