産後2~3ヵ月のママ
生理が始まるママもいる
「授乳中は生理が再開しにくい」といわれています。おっぱいを分泌させているプロラクチンというホルモンに、排卵を抑制する働きがあるからです。でも、個人差が大きく、授乳中でも2~3ヵ月で生理が始まる人も!
生理が再開したらおっぱいは出なくなるの?と心配になるママもいるかもしれませんが、大丈夫。しっかり吸わせていれば、吸う刺激でプロラクチンが分泌され、おっぱいは出ます。
生理が再開しても、授乳中はホルモンの影響で周期が不規則になりがち。でも、月経が始まったということは、妊娠の可能性があるということ。
まだ生理が再開してない人にも可能性はあります。生理は排卵してから約2週間後にくるからです。産後、最初の排卵で受精すれば、生理の再開なしに妊娠となります。
すぐに次の赤ちゃんを予定していないときは、パパとよく話し合って、きちんと避妊しましょう。
働くママは復帰準備を始めよう
職場復帰するママにとって一番の心配ごとは、赤ちゃんの預け先でしょう。各自治体(役所)に問い合わせたり、ご近所ママに聞いたりして、預け先の情報を集めましょう。
認可保育所
国の設置基準を満たし、都道府県知事の認可を受けて開設されている保育所です。入れる可能性が高いのは4月入所。でも、一部の地域では保育所が慢性的に不足しているので、1歳になる前に0歳児枠で無認可施設に預けて点数をかせぎ、4月に認可保育所への入所を目指す人もいます。
4月に定員に達してしまうと、途中で入園を希望しても、空きがでるまで待機しなければなりません。保育所により入所可能な年齢も異なるので、そうしたことも考慮して、職場復帰の時期を検討しましょう。
認可保育施設の4月入所の手続きは、前年の11~1月に行われます。倍率が高い地域では、認可外保育所などの情報も集めておきましょう。保育ママ、ベビーシッターについても調べておくと、いざというときあわてずにすみます。
認可外保育施設
企業内保育所や法人、個人が開設している託児施設で、施設により入所条件や保育料が異なります。都道府県の独自の基準を満たした「認証保育所」も、国の制度上は認可外。しかし保育料は少し割高ですが、保育時間が長く、認可施設よりも柔軟な預け方ができる施設が多いようです。
保育ママ
保育の経験をもつ女性が自宅で赤ちゃんを預かるシステムで、各自治体の委託を受けて実施されています。0~3歳までの定員は少ないですが、家庭的な雰囲気で保育が受けられ、自治体からの補助があるため保育料が安いというメリットがあります。
また、預かる子どもの数が少ないので、風邪をもらう頻度が少ない傾向も。風邪をひきやすい子にはメリットかもしれません。
ベビーシッター
急なニーズや夜間・休日などにも対応。短時間の利用もできるので便利ですが、保育料は割高。シッターと子どもとの相性も大切です。赤ちゃんと気が合うベビーシッターさんを一人みつけておくと心強いですよ。
「尿もれ」予防トレーニングを
出産後、3人に1人くらいのママがくしゃみや笑ったとき、尿もれを体験すると言われています。赤ちゃんが産道を通るときに骨盤底筋肉群がダメージを受けたからです。
骨盤底筋肉群は、膀胱や子宮を支えているハンモック状の筋肉で、尿道や膣、肛門を締める役割を担っています。この筋肉群を鍛えることで、尿もれを改善したり、予防することができます。
トレーニング方法
- あおむけに寝て、尿道、膣、肛門の周りの筋肉を意識してギュッと引き締めます。このとき腹筋には力を入れないようにします。
- 10~15秒引き締めて、その後45~50秒ゆるめます。
- 2の動作を1セット(1分間)として、10~15セット繰り返し。